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金相場に強気シグナル、シタデルが5つの追い風を指摘

Summary
シタデル・セキュリティーズのスコット・ラブナー氏は、金(ゴールド)への構造的なエクスポージャーを推奨。FRBのハト派転換観測や中央銀行の買い入れなど、5つの強気材料が同時に発生していると分析しています。
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Background
米国の金融大手シタデル・セキュリティーズのスコット・ラブナー氏は、金(ゴールド)に対する投資判断を2026年で初めて強気に転じ、構造的なエクスポージャーを持つことを推奨しました。同氏は最新のレポートで、現在の貴金属市場の状況を「ここ数カ月で最も説得力のある上昇局面の一つ」と評価しています。
5つの強気材料が同時発生
ラブナー氏の分析は、金と銀(シルバー)の価格に非対称的な上昇リスクを生み出す5つの要因が、同時に発生している点に集約されます。同氏はこれらの要因が重なることで、貴金属市場に大きな追い風が吹いていると指摘します。
- FRBのハト派転換観測: 市場が米連邦準備制度理事会(FRB)のよりハト派的な金融政策への転換を織り込み始めていることが、金利を生まない資産である金にとって直接的な追い風となっています。米ドルの下落傾向もこの動きを後押ししています。
- 中央銀行による購入加速: 中国を筆頭に、世界の中央銀行による金の購入が加速しています。シタデルのデータによると、中国の金購入は2024年12月以降、月次ベースで増加傾向にあります。これは、準備資産としての金の役割を再評価する動きが世界的に広がっていることを示唆します。
- CTAのネットショート・ポジション: 8月6日時点で、商品投資顧問(CTA)として知られるトレンドフォロー型のファンドは、金と銀の両方でネットショート(売り越し)のポジションを保有しています。ラブナー氏はこれを、価格上昇の燃料と見ており、相場が上昇に転じれば、ショートカバー(買い戻し)がさらなる上昇を促す可能性があると分析しています。
- 強気のオプション市場動向: 金ETFのSPDRゴールド・シェア(GLD)と銀ETFのiシェアーズ・シルバー・トラスト(SLV)のオプション市場では、強気のシグナルが見られます。インプライド・ボラティリティ(予想変動率)が低水準から上昇に転じ、プット・コール・スキュー(オプションの権利行使価格の歪み)は2月以来最も強気を示す水準に達しています。
- 個人投資家の潜在的な買い需要: AI関連銘柄への関心に隠れ、個人投資家はこれまで貴金属市場を largely 見過ごしてきました。ラブナー氏は、相場に勢いがつけば、これらの個人投資家が新たな買い手として市場に参入する大きな余地があると指摘しています。
Ad市場への示唆
ラブナー氏が指摘する5つの要因が同時に発生する状況は稀であり、これが現在の金市場の強気見通しの根幹をなしています。特に、CTAの売り越しポジションが積み上がっている中で、マクロ経済の追い風が強まっている点は注目に値します。
価格が上昇に転じた場合、CTAによる買い戻しが連鎖的に発生し、相場の上昇を加速させる可能性があります。個人投資家の資金流入も加われば、大きな上昇モメンタムが生まれるとシタデルは見ています。