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BTIG、Etsyの投資判断を「中立」に引き下げ 株価急騰で割安感薄れる

Summary
米証券会社BTIGは、Etsyの株価が年初来で大幅に上昇し、リスク・リワードが均衡したとして、同社の投資判断を「買い」から「中立」に引き下げた。バリュエーションは適正水準に達したと指摘している。
米証券会社BTIGは16日、Eコマース大手Etsy(ETSY)の投資判断を「買い」から「中立」へ引き下げた。年初来の大幅な株価上昇により、株価が目標価格を上回り、リスクとリターンのバランスが取れた水準になったことを理由に挙げている。この発表を受け、同日の時間外取引でEtsyの株価は3.6%下落した。
株価急騰の背景
BTIGによると、Etsyの株価は年初来で55%、前年比で54%上昇しており、同行が追跡するEコマース関連24銘柄の中で最もパフォーマンスが良い。同セクターの平均が6%の下落であることとは対照的だ。15日の終値は85.74ドルで、BTIGが以前設定していた目標株価78ドルを約10%上回った。
アナリストのマービン・フォン氏は、最近の株価の強さの多くは第三者データで確認された好調な売上などファンダメンタルズな要因によるものだと分析。しかし、「ショートカバーやAI株からの資金循環といった非ファンダメンタルズな要因」も株価を押し上げたと指摘している。
バリュエーションは適正水準に
BTIGは、現在のEtsyのバリュエーションは「適正水準」にあると見ている。同社は、Etsyの中核事業の企業価値が2027年の調整後EBITDA(利払い・税引き・減価償却前利益)予想の約11倍で取引されていると試算。これは、株価が底を打った2月の約6倍から大幅に上昇した水準だ。
Ad競合他社と比較すると、Etsyの評価は成長率に見合っているとは言えない可能性がある。BTIGは以下の点を指摘している。
- Amazon:2028年までの収益成長率が年率14%と予測される中、EBITDA倍率は11倍。
- CarGurus:同10%の収益成長率が見込まれる中、EBITDA倍率は9倍。
- Etsy:コンセンサス予想では、2028年までの商品総売上高(GMS)の年平均成長率(CAGR)は3.6%にとどまる。
同行は、より速い収益成長が見込まれ、裁量的な商品構成が少ないeBayのEBITDA倍率13倍が、Etsyのバリュエーションの上限になるとの見方を示した。
その他の技術的要因
BTIGは、Etsyが発行した2030年満期の転換社債(6億5000万ドル)の転換価格が85.79ドルである点にも言及。これが現在の株価水準で抵抗線として機能する可能性があると分析している。また、同行のチーフマーケットテクニシャンが、Etsyのチャートパターンが良好であることを指摘していたことにも触れた。