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BofA証券「中小型株はバリューが優位」— 5つの理由を提示

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バンク・オブ・アメリカ証券(BofA証券)は最新の分析で、中小型株(SMIDキャップ)市場においてグロース株よりもバリュー株が優位にあるとの見方を示した。同行は、下期の業績回復期待や相対的に割安なバリュエーションなどを理由に挙げている。
バリュー株を選好する5つの理由
BofA証券の株式・クオンツストラテジストは、中小型株セクターでバリュー株をグロース株よりも選好する主な理由として、以下の5点を指摘している。
- 下期の利益回復期待: 歴史的に利益回復局面ではバリュー株が市場を牽引する傾向がある。
- 景気サイクルにおける優位性: 景気サイクルの中盤(ミッドサイクル)において、バリュー株はアウトパフォームする傾向が見られる。
- 金利上昇局面での強さ: 金利の引き上げサイクルにおいても、バリュー株はグロース株を上回るパフォーマンスを示すことが多い。
- 集中リスクの低さ: 市場のリーダーシップがより広範な銘柄に分散した場合、集中度の低いバリュー株が恩恵を受ける可能性がある。
- 質の高さ: 現在、バリュー株はグロース株よりも「質」が高いと評価されており、下期は質の高い銘柄が選好されると予想される。
割安なバリュエーションが魅力
バリュエーション面では、バリュー株の魅力が際立っている。BofA証券によると、ラッセル2000バリュー指数は、年初来で最もパフォーマンスの良いサイズ・スタイル指数であるにもかかわらず、予想株価収益率(PER)は12.5倍と、長期平均の13.3倍を下回る唯一の指数となっている。
Ad一方、中型株のバリュー指数は予想PERが15.1倍で、平均を10%上回っているものの、他の指数に比べて過熱感は最も小さい。同行が追跡する6つの評価指標のうち、小型株では4つ、中型株では5つにおいて、グロース株はバリュー株に対して歴史的に割高な水準にあると分析されている。
市場の展望とリスク要因
BofA証券は、FRB(米連邦準備理事会)が年内に3回の利上げを実施するとの見方を強めている。長期にわたる利上げサイクルは、財務レバレッジや借り換えリスクを抱える小型株にとって主要なリスク要因となる。また、金利上昇は製造業の回復を脅かす可能性もある。
同行は、力強い下期の業績回復見通しや割安な株価水準、低い集中リスクを背景に、大型株よりも中小型株に建設的な見方を維持している。しかし、その中ではFRBの利上げによるリスクが比較的小さい中型株の方が、小型株よりも上昇余地が大きいと見ている。