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BofA、AIの勝ち組は半導体・大型株以外にも存在と指摘

Summary
バンク・オブ・アメリカは最新のレポートで、AIブームの恩恵は買われすぎた半導体や大型ハイテク株以外にも及ぶと分析。AIインフラを支えるエネルギーや素材セクターなど、見過ごされた分野に投資機会があると指摘した。
バンク・オブ・アメリカ(BofA)は最新のレポートで、人工知能(AI)ブームの恩恵を受ける企業は、これまで市場を牽引してきた半導体や大型ハイテク株といった混雑した分野以外にも存在すると指摘しました。同行は、AIの処理能力を支えるインフラ関連企業など、まだ市場に十分に評価されていない分野に妙味があるとの見方を示しています。
AIブームの過熱と新たな視点
2026年に入り、AI関連銘柄への投資熱はウォール街を記録的な高値に押し上げる原動力となりました。特に半導体セクターの勢いは顕著で、主要な半導体株の動向を示すフィラデルフィア半導体指数は、年初来で64.8%もの驚異的な上昇を記録しています。
しかし、先月以降、過度なバリュエーションへの警戒感から利益確定の動きが強まっています。BofAはこうした状況を踏まえ、投資家は既に価格が大きく上昇した半導体やハイテク・ハードウェアといった直接的な受益者から「もう一段階離れた」分野に目を向けるべきだと提案しています。
見過ごされる「AIインフラ」セクター
BofAが特に注目しているのは、AIの稼働に不可欠な電力を供給するエネルギー企業や、データセンターの建設に必要な素材を供給する企業など、非ハイテク分野の「AIキャパシティ供給企業」です。これらの企業は、AIブームを背景に力強い業績修正が見られるにもかかわらず、投資家からは「ほとんど手つかずの状態」だと分析しています。
Ad実際に、過去3ヶ月間のロングオンリー(買い持ち専門)の機関投資家によるポートフォリオでは、エネルギーセクターが31%のアンダーウェイト、素材セクターが6%のアンダーウェイトとなっていたことをBofAは指摘。市場から見過ごされている状況が浮き彫りになっています。
投資家への示唆
BofAは、これらのセクターはインフレが根強く、実質キャッシュ利回りがマイナスにとどまる可能性がある現在の市場環境において、割安で放置されている「インフレに強いインカム」を提供する可能性があると評価しています。
同行はまた、「ワークフローの自動化、製品サイクルの高速化、バックオフィス業務の効率化」といった、より目立たない形でAIの恩恵を受ける業界も、まだ混雑しておらず、アウトパフォームする可能性があるとしています。投資家にとって、AI投資の次なるフロンティアは、こうした意外な分野に隠されているのかもしれません。