Story
バルチック海運指数、金曜は反発も週間では下落

Summary
バルチック海運指数は金曜日に4日続落から反発したものの、ケープサイズとパナマックスの運賃下落が響き、週間では7.3%の大幅な下落を記録した。
Text size
Background
ばら積み船運賃の国際的な指標であるバルチック海運指数(BDI)は金曜日、4営業日ぶりに反発した。しかし、週前半の運賃下落が重しとなり、週間ベースでは大幅なマイナスとなった。
金曜の反発と週間での下落
金曜日のバルチック海運総合指数は、前日比19ポイント(0.7%)高の2,863で引けた。一方で、週間では7.3%の下落となり、市場の軟調な地合いを映し出した。この下落は主に、大型船であるケープサイズとパナマックスの運賃低迷が要因となっている。
船型別指数の動向
主要な船型別の指数は、金曜日にまちまちの動きを見せた。
Ad- ケープサイズ指数: 鉄鉱石や石炭などを輸送する大型船の同指数は、69ポイント(1.5%)上昇し4,538となった。平均日収も627ドル上昇し37,652ドルとなったが、週間では11.5%の大幅下落を記録した。
- パナマックス指数: 石炭や穀物などを運ぶ中型船の同指数は、34ポイント(1.5%)安の2,228と下落を続けた。平均日収は306ドル減の20,055ドルとなり、週間では3%の下落となった。
市場の背景
金曜日のケープサイズ指数の反発は、鉄鉱石先物価格の上昇に支えられた。市場関係者によると、中国の港湾における鉄鉱石在庫の減少、同国中央銀行による新たな資金供給、そして鉄鋼需要の回復の兆しがセンチメントを改善させ、鉄鉱石価格を押し上げた。この動きが、鉄鉱石の主要な輸送手段であるケープサイズ船の運賃にプラスに作用した形だ。