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YPFルスが米国でIPO申請、第1四半期売上高45.8%増を公表

Summary
アルゼンチンの電力会社YPFルスが米国での新規株式公開(IPO)を申請した。申請書類によると、第1四半期の売上高は前年同期比45.8%増と好調な業績を示しており、ミレイ政権下での投資家心理改善を背景とした動きとみられる。
アルゼンチンの電力会社YPFエレクトリック・エナジー(YPFルス)が米国での新規株式公開(IPO)を申請し、第1四半期の売上高が大幅に増加したことが明らかになった。ミレイ政権の市場重視改革を背景に、同国企業による米国上場を目指す動きが活発化している。
申請で明らかになった好調な業績
月曜日に提出された申請書類によると、3月31日に終了した第1四半期の売上高は、前年同期の1億4,900万ドルから45.8%増の2億1,720万ドルに達した。純利益も同期間に4,340万ドルから6,650万ドルへと増加した。
同社はアルゼンチン国内で17カ所の火力・再生可能エネルギー発電所を運営しており、総設備容量は3,764メガワット(MW)に上る。再生可能エネルギー事業には風力・太陽光発電所が含まれ、3月31日までの1年間で供給電力の19%を占めたという。
ミレイ政権下で高まる投資家心理
ハビエル・ミレイ大統領による市場重視の改革を受け、アルゼンチンに対する投資家の信頼感は改善しており、同国のエネルギーセクターへの関心が再び高まっている。同国の電力会社であるジェンネイアも今月初めに米国でのIPOを申請しており、YPFルスの動きはこれに続くものだ。
AdIPOXのCEOであるジョセフ・シュスター氏は、「アルゼンチンを代表する電力会社としての規模と役割を考えれば、このIPOには大きな関心が集まるだろう」と指摘。また、「先週の韓国SKハイニックスの好調なデビューは、大規模な外国企業が米国に上場するためのIPOの窓口が大きく開かれていることを示している」と述べた。
IPOの概要
YPFルスは、ニューヨーク証券取引所(NYSE)にティッカーシンボル「YLUZ」で米国預託株式(ADS)を上場する計画だ。各ADSはクラスB普通株式10株に相当する。
今回のIPOでは、株主であるBNRパワー・インベストメンツ(GEベルノバと中国のシルクロード基金が所有)が株式を売却する。YPFルス自身が売却による資金を受け取ることはない。主幹事はゴールドマン・サックス、BofAセキュリティーズ、シティグループが務める。