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ウェルズ・ファーゴ、金価格見通しを再下方修正 高金利とドル高が圧迫

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Aug 19, 20261 min read
ウェルズ・ファーゴ、金価格見通しを再下方修正 高金利とドル高が圧迫

Summary

ウェルズ・ファーゴは、高金利とドル高を理由に、2026年および2027年の金価格目標を今年3度目となる下方修正を行った。同行は、本格的な価格上昇は2027年にずれ込むとの見方を示している。

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ウェルズ・ファーゴ・インベストメント・インスティチュートは、高金利とドル高の継続を理由に、金(ゴールド)の価格見通しを再度下方修正した。同行による2026年中の修正はこれで3度目となり、市場が期待していた金価格の大幅な上昇は2027年以降に持ち越される可能性が高まった。

予想の下方修正、今年3度目

同行が新たに示した目標価格帯は以下の通り。

  • 2026年末: 従来の1オンスあたり5,300ドル~5,500ドルから、4,900ドル~5,100ドルへ引き下げ。
  • 2027年末: 従来の5,800ドル~6,000ドルから、5,400ドル~5,600ドルへ引き下げ。

ウェルズ・ファーゴは今年2月、米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ観測などを背景に、2026年の目標価格を6,100ドル~6,300ドルへと引き上げる強気な予測を示していた。しかし、その後FRBがタカ派姿勢に転じ、市場環境が変化したことを受け、6月に続き今回も下方修正に踏み切った形だ。

背景:高金利とドル高が重石に

今回の見通し修正の背景には、当初の想定が崩れたことがある。2月時点の強気予想は、FRBによる早期の利下げと、各国中央銀行による旺盛な金購入が継続するという2つの前提に基づいていた。

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しかし、FRBは利下げに踏み切らず、米長期金利は高止まりしている。金利を生まない資産である金は、高金利環境下では債券など他の資産に対する魅力が相対的に低下する。加えて、ドル高の進行もドル建てで取引される金の価格を圧迫する要因となっている。

同行は報告書で、1月の史上最高値更新後の利益確定売りや、金上場投資信託(ETF)からの資金流出も価格の重石になったと指摘している。

長期見通しは維持、上昇時期は先送り

ウェルズ・ファーゴは、今回の修正が弱気への転換ではなく、あくまで価格上昇時期の「先送り」であると強調している。新たな2026年の目標価格帯(4,900ドル~5,100ドル)は、直近の取引価格である約4,397ドル(8月18日時点)を依然として上回っている。

さらに、2027年の目標価格帯(5,400ドル~5,600ドル)は、現在値から23%~27%の上昇余地を示唆するものだ。中央銀行による外貨準備の多様化や地政学的な不確実性を背景とした金の需要は根強いとしており、長期的な強気シナリオは維持している。

市場の当面の注目は、FRBが8月20日に公表する7月開催分の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨に移っている。この内容が9月の金融政策の方向性を示唆する可能性があり、今後の金価格の動向を占う上で重要な手掛かりとなりそうだ。

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