Story
上院法案が停滞したことを受け、SECは暗号資産の取り締まりを継続すると委員長が発言

Summary
米証券取引委員会(SEC)のゲイリー・ゲンスラー委員長は、主要な暗号資産法案であるCLARITY法案が米上院で否決されたことを受け、SECは既存の法律に基づき、デジタル資産業界に対する規制措置を継続すると述べた。
米国証券取引委員会(SEC)のゲイリー・ゲンスラー委員長は、主要なデジタル資産関連法案が上院で否決されたことを受け、SECは既存の法的権限に基づき、暗号資産分野における規制措置を推進していくと表明した。
SEC、規制措置を約束
ゲンスラー委員長は水曜日、ソーシャルメディアプラットフォームXに掲載した声明の中で、SECはテクノロジー分野の投資家とイノベーターに対し、規制の明確化を図るため断固たる措置を講じると述べた。同委員長は、新たな法案が可決されるか否かにかかわらず、SECの活動は既存の法的権限に基づき継続されると強調した。
SEC委員長はまた、法案審議に尽力した政府関係者、連邦議会議員、投資家、そして業界のイノベーターに感謝の意を表した。同委員長は、米国が金融イノベーションにおける主導的地位を維持しなければならないという共通の信念を強調した。
AdCLARITY法案、否決
今回の法案審議の頓挫は、デジタル資産に関する統一的な規制枠組みの確立を目指すCLARITY法案に関わるものである。提案された法案は上院で可決に必要な支持を得られず、暗号資産業界は当面、新たな包括的な法制度を持たないままとなった。
市場参加者にとって、この展開はSEC(米国証券取引委員会)の現行のアプローチの継続を意味する。批判派はしばしばこれを「執行による規制」と評している。新たな議会による枠組みがないため、暗号資産企業は既存の証券法を遵守し続けなければならない。これらの法律は、これまでSECが取引所やトークン発行者に対して数多くの執行措置を講じてきた根拠となっている。