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ユナイテッド航空、通期利益見通しを上方修正 燃料費高騰も需要が下支え

Summary
ユナイテッド航空は、旺盛な旅行需要を背景に2026年通期の利益見通しを従来予想の上限に引き上げた。燃料費の再高騰を価格転嫁で補う構えだが、第3四半期の見通しは市場予想を下回り、株価は時間外で下落した。
ユナイテッド航空は15日、旺盛な旅行需要が燃料費の再高騰を相殺するとの見通しから、2026年通期の利益が従来予想の上限に達するとの見方を示した。しかし、第3四半期の業績見通しが市場予想を下回ったため、同社の株価は時間外取引で5%下落した。
通期見通しは上方修正、第3四半期は予想下回る
シカゴに本拠を置く同社は、2026年通期の調整後1株当たり利益(EPS)が、従来予想レンジである9ドルから11ドルの上限に達するとの見通しを明らかにした。この水準は、LSEGがまとめたアナリスト予想の10.46ドルを約5%上回る。
一方で、第3四半期の調整後EPS見通しは2.50ドルから3.50ドルとされた。この中間値である3.00ドルは、アナリストの平均予想である3.60ドルを下回っており、短期的な収益圧迫への懸念が株価の売りにつながった。
なお、同日発表された第2四半期の調整後EPSは1.99ドルと、市場予想の1.88ドルを上回った。売上高は前年同期比16%増の177億ドルだった。
燃料費の高騰と価格決定力
Ad今回の見通しは、航空業界が直面する大きな課題を浮き彫りにしている。同社によると、7月上旬以降、米国とイラン間の緊張再燃を背景に原油価格が約15%上昇。これにより、同社の燃料費は過去2週間で約5億7500万ドル増加したという。
ユナイテッド航空は、このコスト増に対し、好調な需要を背景とした価格決定力で対抗する。第2四半期には燃料費上昇分の約50%を価格転嫁で回収しており、第3四半期には80%から90%を、第4四半期までには全額を回収できると見込んでいる。
市場への影響と今後の展望
投資家が注目しているのは、航空会社が需要を損なうことなくコスト上昇分を運賃に転嫁し続けられるかという点だ。ユナイテッド航空は、価格決定力の重要な指標である座席マイル当たり総収入(TRASM)について、第3および第4四半期には第2四半期(前年同期比12.1%増)を上回る成長率を見込んでいる。
この強気の見通しは、同社が今後も堅調な需要が続くと確信していることを示唆する。同社はまた、現在販売中の第4四半期の運航スケジュールを現在の水準から縮小する予定であることも明らかにしており、供給能力を調整することで収益性を維持する戦略とみられる。