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S&P、ジャズ・ファーマシューティカルズの担保付社債を「BB+」に格上げ 回収率見通し改善

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Sep 8, 20261 min read
S&P、ジャズ・ファーマシューティカルズの担保付社債を「BB+」に格上げ 回収率見通し改善
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S&Pグローバル・レーティングは、ジャズ・ファーマシューティカルズ(NASDAQ: JAZZ)のシニア担保付社債の個別債券格付けを「BB」から「BB+」へ引き上げた。債務不履行時における回収率の見通しが改善したことを受けたもので、同社の財務構造に対する評価が高まったことを示している。

格付け引き上げの背景

今回の格上げは、ジャズ・ファーマシューティカルズの企業価値評価が向上したことに加え、同社の無担保社債が、これまでS&Pの分析で考慮されていた以上に、担保付社債権者にとって重要な緩衝材として機能するとの見方を反映したものだ。これに伴い、回収率レーティングは「3」から「2」へ改定され、債務不履行時の元利回収が「相当程度(70%~90%)」見込めるとされた。

また、S&Pはジャズ・ファーマシューティカルズが新たに組成する19億ドルのタームローンに対しても「BB+」の格付けを付与した。この取引はレバレッジ・ニュートラル(財務レバレッジに中立的)であり、満期を2028年から2033年へ延長するものとなる。

安定した財務と事業拡大

S&Pは、ジャズ・ファーマシューティカルズの発行体格付け「BB」と「安定的」な見通しを維持した。これは、同社が今後も増収を続け、年間15億ドル以上の潤沢な調整後フリー・オペレーティング・キャッシュフローを創出し続けるとのS&Pの期待を反映している。

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同社の2026年第2四半期の売上高は、睡眠障害、てんかん、オンコロジー(がん)の各事業分野が好調で、前年同期比16%増の12億ドルに達した。2025年時点のレバレッジは1.8倍であり、S&Pが格付けと整合的と見なす3~4倍のレンジに対して十分な余裕がある。

今後の見通しとリスク

S&Pは、ジャズ・ファーマシューティカルズの事業規模や製品集中度、成長意欲を考慮し、年間約20億ドル規模の企業買収(M&A)を想定している。格付けに対する最大の下方リスクは、2021年に行った70億ドル規模のEpidiolex買収のような、大規模なM&Aであると指摘している。

同社は最近、2032年満期の12億5000万ドルの転換社債型新株予約権付社債を発行しており、調達資金は主に一般的な事業目的に充当しつつ、約2億2500万ドルの自社株買いを同時に実施する予定だ。

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