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Nebius株が急落、2000億ドルの資金調達懸念が重荷に

AIインフラを手掛けるNebiusの株価は10日午前の取引で4.2%下落した。前日に開催されたカンファレンスで、アルカディ・ヴォロズCEOが同社の巨額な資本需要について言及したことを受け、資金調達リスクに対する投資家の懸念が再燃した。
巨額の資金調達ニーズが判明
ヴォロズCEOはシティ主催の「2026 Global TMT Conference」において、Nebiusが2030年までに5ギガワットのデータセンター容量を契約したことを明らかにした。この計画の実現には総額約2500億ドルの資金が必要となるが、同氏によると確保済みは約20%にとどまるという。
この発言は、今後約2000億ドルの追加資金を調達する必要があることを示唆しており、その規模の大きさが市場に驚きを与えた。この資金調達の不透明感が、株価の主な下落要因となった。
強気の投資判断も材料視されず
奇しくも同日、Truist SecuritiesはNebiusに対する投資判断を「買い」、目標株価を355ドルとしてカバレッジを開始した。アナリストのArvind Ramnani氏は、2027年の年間経常収益に関する市場コンセンサス予想は保守的すぎると指摘。力強い契約価格をその根拠として挙げていた。
Adしかし、この強気なアナリスト評価も、巨額の資金不足というネガティブな材料を打ち消すには至らなかった。市場では、当面の資金繰りに対する懸念が、長期的な収益ポテンシャルよりも重視される展開となった。
市場の地合い悪化も逆風に
当日はナスダック総合指数が0.8%下落するなど、主要株価指数が軒並み軟調に推移し、市場全体の地合いも悪かった。このリスクオフのムードは、Nebiusのような高バリュエーションのAI関連銘柄にとってさらなる逆風となった。
同社株は過去1年間で52週安値の73.52ドルから299.86ドルまで急騰しており、利益確定売りが出やすい状況にあったことも下落に拍車をかけた。短期的な焦点は、同社が大規模な成長計画を支える資金をいかにして確保していくかに集まっている。