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モルガン・スタンレー、中南米市場に新たな投資触媒を見出す

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Jul 20, 20261 min read
モルガン・スタンレー、中南米市場に新たな投資触媒を見出す
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モルガン・スタンレーは最新のレポートで、世界の投資家による新興国市場へのエクスポージャーが歴史的に低い水準にある中、中南米地域で新たな投資の触媒(カタリスト)が生まれつつあるとの見方を示した。特にブラジルやメキシコなどで、マクロ経済環境の変化や割安なバリュエーションが投資機会を生み出していると指摘している。

低水準のポジショニングとマクロ環境

同行によると、世界の投資家による新興国市場へのポジションは5月に約21ベーシスポイント低下したが、回復の兆しを見せている。FRB(米連邦準備制度理事会)の政策方向性を巡る議論やインフレの変動性が、新興国市場の先行きを不透明にしている状況だ。

こうした中、モルガン・スタンレーは市場の予想に反し、2026年中のFRBによる利上げはないと予測している。この見通しが、新興国資産への見方を形成する上での重要な前提となっている。

国別分析:ブラジルとメキシコに注目

ブラジル:利下げ期待と割安なバリュエーション

モルガン・スタンレーはブラジル株に対して「オーバーウエート」の評価を維持している。インフレ率の低下と景気サイクルの減速が利下げを後押しする可能性があると分析。利下げは、財政支配のリスクを軽減し、政府主導の成長から投資や輸出主導への転換を可能にする上で重要だと見ている。

ブラジル株の株価収益率(PER)は8.5倍で、過去の平均を約1標準偏差下回っており、バリュエーション面での割安感が指摘されている。世界のEMファンドによるブラジルのオーバーウエート比率は5月時点で1.7%と、3月のピーク(2.3%)から低下しており、ポジションも比較的低い水準にある。

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メキシコ:投資回復の兆し

メキシコについては「イコールウエート」のスタンスを維持しつつも、投資関連銘柄へのポジティブな見方を強めている。投資活動は底打ちの初期兆候を見せており、特にITハードウェア分野は力強いモメンタムが続いている。一方で、国内消費は依然として低迷している。

メキシコ市場のバリュエーションは過去の平均を0.7標準偏差下回る水準にある。また、ここ数カ月で海外投資家による純資金流出が止まったことも好材料とされている。

アルゼンチン、チリにも好機

モルガン・スタンレーは、アルゼンチンについても国内経済へのエクスポージャーに対してより建設的な見方に転じており、2027年にかけて利益が加速する可能性があると予想している。

また、チリとアルゼンチンにおける政策転換が、銅、港湾、水道インフラ、電力といった分野への具体的な投資活動につながっていると指摘。地域全体で投資機会が広がりつつあることを示唆した。

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