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ゴールドマンとJPモルガン、AI関連の債券バスケット商品を相次ぎ投入

Summary
ゴールドマン・サックスとJPモルガン・チェースは、AI分野への巨額投資に伴うハイパースケーラーの大量起債への懸念を背景に、関連企業の社債を束ねた新たな金融商品を投資家向けに提供開始した。
ゴールドマン・サックスとJPモルガン・チェースは今週、人工知能(AI)関連企業へのエクスポージャーを調整できる新たな債券商品を相次いで発表した。AI投資のための巨額の資金調達を目的とした、大手テック企業(ハイパースケーラー)による将来の大規模な社債発行に対する市場の関心が高まっていることが背景にある。
市場の新たな需要に対応
AI技術の発展には莫大な計算能力が必要であり、ハイパースケーラー各社はデータセンターの建設や半導体確保のために巨額の設備投資を計画している。この資金の多くは債券市場で調達されるとみられており、AI関連セクターはクレジット市場において無視できない規模の新しいカテゴリーを形成しつつある。今回発表された商品は、こうした特定の分野への投資やリスクヘッジを求める投資家の需要に応えるものだ。
ゴールドマン・サックスの商品概要
ブルームバーグ・ニュースが確認したゴールドマンのトレーディングデスクのメモによると、同行は22日(木)、米国のハイイールド債発行企業18社の社債で構成されるバスケット商品の取引を開始した。このバスケットは均等加重で、CoreWeave Inc.やApplied Digital Corp.などが含まれる。
投資家は、バスケットに含まれる現物債を購入するか、トータル・リターン・スワップ(TRS)を通じてエクスポージャーを得ることが可能。主な特徴は以下の通り。
Ad- 平均利回り: 7.45%
- 平均スプレッド: 319ベーシスポイント
- 問い合わせ可能額: 5,000万ドルから2億5,000万ドル
これは、ハイイールド市場全体の平均利回り7.3%、平均スプレッド267ベーシスポイントと比較して、より高いリターンを提供する設計となっている。
JPモルガンの3種類のバスケット
一方、JPモルガンは19日(月)に3種類の異なる債券バスケットを組成した。これにより、投資家はリスク許容度や関心分野に応じて、より細かく投資対象を選ぶことができる。
- 投資適格債バスケット: Microsoft Corp.、Meta Platforms Inc.、Amazon.com Inc.、Alphabet Inc.など、ハイパースケーラー11社の流動性の高い長期投資適格債で構成。
- ハイイールド債バスケット: CoreWeaveやApplied Digitalを含む、AI関連のジャンク債発行企業15社を対象とする。
- 半導体・ハードウェアバスケット: Nvidia Corp.など、半導体およびハードウェア分野の発行企業16社に焦点を当てる。