Story

金は今が買い時か?強気・弱気両論が対立

ENTHMSVIIDZHZH-TWJAKOHI
Aug 5, 20261 min read
金は今が買い時か?強気・弱気両論が対立

Summary

金価格は反発しているものの、史上最高値からは依然として大幅に下落している。長期的な強気材料と短期的な弱気シグナルが交錯し、投資家は岐路に立たされている。

Text size
Background

金スポット価格(XAU/USD)は現在4,156.51ドル付近で取引されており、当日は1.94%上昇しているものの、史上最高値の5,595.46ドルからは依然として25.7%下落した水準にある。この状況は、長期的な強気派と短期的なテクニカル面の弱気派が対立する、まさに市場の岐路を示している。

テクニカル分析は強弱混在

現在の金市場の最大の特徴は、日足チャートと週足チャートが示すシグナルが相反していることだ。日足チャートでは、7月2日に強気のローソク足パターン「明けの明星」や「強気の三手大陰線」が出現するなど、回復の兆しが見られる。

しかし、週足チャートでは依然として強い下落トレンドが続いている。MACDは-97と深くマイナス圏にあり、ADXは49とトレンドの強さを示唆している。週足レベルでの下落トレンドの中で日足が強さを見せる展開は、一時的な反発に終わる「騙し上げ」のリスクをはらんでいる。

強気派を支えるファンダメンタルズ

金価格を長期的に支えるマクロ経済の論拠は依然として健在である。主な強気材料は以下の通りだ。

  • 中央銀行による継続的な買い入れ:韓国銀行は8月3日、国内での金購入の枠組みを正式に決定した。
  • 地政学リスクの再燃:先週、フーシ派によるサウジアラビアのタンカーへの攻撃や、米国とイラン間の緊張が再び高まった。
  • ドル安環境:ドルインデックスが100を下回る99.695で推移しており、構造的に金価格を支えやすい状況にある。

Texas Precious Metals社のCEOは、複数年にわたる中央銀行の需要を構造的な支えとして挙げ、「最近の下落は買いの好機」との見解を明確に示している。

Sample IUX Markets – In-articleAd

弱気派が警戒するマクロ要因

一方で、弱気派の主張にも説得力がある。まず、市場は来週の米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げ確率を34%織り込んでおり、金利の上昇は金利を生まない金の保有機会費用を高める。また、米10年国債利回りは先週、2025年1月以来の高水準に達し、金価格の直接的な逆風となっている。

史上最高値から25.7%の下落は深刻であり、週足チャートでは明確な底打ちの形は確認されていない。IGのアナリスト、トニー・シカモア氏は、重要な抵抗線として7月上旬の高値である4,202ドルを指摘。この水準を維持して上抜ければ、200日移動平均線が位置する4,495ドルへの道が開かれるが、まずは抵抗線の突破が課題となる。

市場の見方と今後の焦点

結論として、中央銀行による分散投資や地政学リスクといった金の長期的な構造的要因は変わらない一方で、FRBの政策や週足のテクニカル指標といった短期的な不確実性も大きい。現在の反発は心強いが、日足のローソク足1本で週足の下落トレンドが転換するわけではない。

強気論の根拠は強いものの、購入のタイミングは依然として不透明だ。日足と週足のシグナルが相反する現状では、一括投資よりも、6月下旬の安値である3,942ドルをサポートとして意識しつつ、段階的に買い進める戦略が賢明かもしれない。

Back to latest news

LATEST