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金価格の上昇、追随は時期尚早か シティが慎重な見方示す

Summary
シティは、米金利のピークアウト観測から金の投資環境は改善していると分析。しかし、最近の急騰を受けて価格の調整を待つべきだとして、ポジション追加には慎重な姿勢を崩していない。
シティは金曜日付のレポートで、米国の短期金利が頭打ちの兆しを見せていることから、金(ゴールド)を取り巻く環境は改善しつつあるとの見方を示した。しかし、同行は最近の急速な価格上昇を受け、現時点でのエクスポージャー追加には慎重な姿勢を維持している。
## 背景:米金利のピークアウト観測
シティによると、金は利息を生まない資産であるため、金利動向に大きな影響を受ける。特に、金利が低下する局面である「ブル・スティープニング」や「ブル・フラットニング」の環境下で良好なパフォーマンスを示す傾向があるという。
ここ2ヶ月間の米経済指標が市場予想を下回ったことで、エネルギー価格上昇によるインフレ波及への懸念が後退し、市場では米短期金利のピークアウトが織り込まれ始めている。同行は、米10年債利回りが高値から低下し、2年債利回りが55日移動平均線を下回って取引されている状況は「金が相対的に好調に推移するには十分な条件」だと指摘した。
## 市場の反応とシティの分析
こうした金利低下の兆候を背景に、金価格はすでに大きく先行して上昇している。シティによれば、中国およびその他の地域における上場投資信託(ETF)への資金流入も7月半ばから増加しており、投資家の関心の高さがうかがえる。
Adしかし、現在の金価格は同行のコモディティ戦略チームが設定した3ヶ月後の目標価格である1オンスあたり4,500ドルに近づいている。同行の基本シナリオでは、6ヶ月から12ヶ月後の目標価格を5,000ドルとしている。
## 今後の見通し
シティは、直近の週では2年債利回りが低下したにもかかわらず、金の価格動向が冴えなかった点に言及。これを利益確定の売りが出た可能性の表れとみている。
同行は「我々は取引対象に金を追加したいと考えているが、価格が調整局面に入るのを待つ」と結論付けており、短期的な過熱感を警戒し、押し目を待つ戦略が賢明である可能性を示唆した。