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GEエアロスペース、2026年通期見通しを上方修正 旺盛な整備需要が追い風

Summary
GEエアロスペースは、航空会社からの旺盛なアフターマーケット・サービス需要を背景に、2026年通期の利益見通しを上方修正した。好調な第2四半期決算がこれを裏付けた。
米GEエアロスペースは16日、2026年通期の利益見通しを引き上げた。燃料価格の高騰やフライト便数の減少にもかかわらず、航空会社によるエンジン整備や部品交換といったアフターマーケット・サービスへの支出が底堅く推移していることが背景にある。
利益見通しを上方修正
同社が新たに示した2026年通期の調整後1株当たり利益(EPS)の見通しは、7.65ドルから7.85ドルの範囲。これは、従来予想の7.10ドルから7.40ドルを上回る水準だ。
航空業界はジェット燃料価格の上昇によるコスト圧力に直面しているが、GEエアロスペースのラリー・カルプ最高経営責任者(CEO)は5月の時点で、航空会社がエンジン整備や部品の発注を控える動きは見られないと述べていた。同社によれば、2026年のエンジン整備作業の多くはすでに契約済みであり、スペアパーツの需要が供給を上回る状況が続いているため、収益への影響は限定的だという。
好調な第2四半期決算
今回の見通し引き上げは、好調な第2四半期(4~6月期)決算を受けたものだ。同四半期の主な業績は以下の通り。
Ad- 総売上高: 133億5000万ドル(前年同期比21%増)
- 調整後EPS: 2.02ドル(前年同期は1.66ドル)
- 民間エンジン・サービス部門の売上高: 97億ドル(同27%増)
特に民間エンジン・サービス部門の好調が際立っており、同社はこの部門の2026年の売上高成長率見通しを、従来の中盤10%台から約20%へと引き上げた。
市場での優位性と今後の展望
GEエアロスペースは、仏サフランとの合弁会社であるCFMインターナショナルを通じてナローボディ(単通路)機向けエンジン市場で圧倒的なシェアを誇るほか、ワイドボディ(複通路)機向けでも強固な事業基盤を持つ。民間エンジン事業の収益の70%以上を部品とサービスが占めており、これが安定した収益源となっている。
航空会社にとって、エンジンのメンテナンスは運航の安全性を確保するための必要不可欠な投資であり、景気変動の影響を受けにくい側面がある。旺盛なサービス需要が続く限り、同社の業績は堅調に推移する可能性が高いと市場関係者は見ている。