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フォード、通期見通しを再上方修正 価格戦略と堅調な需要が奏功

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Jul 28, 20261 min read
フォード、通期見通しを再上方修正 価格戦略と堅調な需要が奏功

Summary

米自動車大手フォードは、力強い価格設定と底堅い個人消費を背景に、2026年通期の業績見通しを再度引き上げた。第2四半期決算は市場予想を上回ったものの、EV事業は依然として課題を抱えている。

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米自動車大手フォード・モーターは28日、2026年通期の調整後EBIT(利払い・税引き前利益)見通しを100億ドルから110億ドルに引き上げると発表した。同社による通期見通しの上方修正は今年に入り2度目となる。

好調な第2四半期決算が追い風

今回の見通し引き上げは、予想を上回る第2四半期決算を受けたものだ。同四半期の主な実績は以下の通り。

  • 調整後1株当たり利益(EPS): 42セント(LSEGがまとめたアナリスト予想の35セントを上回る)
  • 売上高: 483億ドル
  • 中核事業の利益: 25億ドル(前年同期比約20%増)

シェリー・ハウスCFO(最高財務責任者)は、力強い価格設定と「極めて底堅い」消費者需要が業績を押し上げたと説明。「我々の産業システムはより健全になっている」と述べ、ガソリン車事業を中心とした中核事業の効率化が進んでいるとの認識を示した。一方で、韓国SKオンとの合弁事業解消に伴う費用計上により、第2四半期の純損益は13億ドルの赤字となった。

EV事業の課題と戦略転換

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中核事業が好調な一方、電気自動車(EV)事業は依然として厳しい状況にある。EVとソフトウェア部門の第2四半期の損失は9億1900万ドルに上り、通期では約40億ドルの損失を見込んでいる。2026年上半期の米国内でのEV販売台数は前年同期比で57.4%減少した。

この状況を受け、フォードはEV事業の拡大に向けて外部パートナーとの連携を強化している。今月には中国の吉利汽車(Geely)との合弁事業を発表し、スペインのバレンシア工場で新型EVなどを生産する計画を明らかにした。これは、EVへの巨額投資を既存の収益性の高い事業で賄いながら、パートナーシップを通じて開発・生産コストを抑制する戦略を浮き彫りにしている。

市場への示唆

フォードの競合であるゼネラル・モーターズ(GM)も先週、今年2度目となる通期見通しの上方修正を発表しており、米国の伝統的な自動車メーカーの底堅さを示している。対照的に、テスラは第2四半期の利益が市場予想を下回った。このことは、自動車業界がEVへの移行期にある中で、トラックやSUVといった収益性の高いガソリン車事業の安定性が、依然として企業業績を左右する重要な要素であることを投資家に示唆している。

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