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エルム・コミュニティーズ株が急伸、清算計画の進捗更新を好感

Summary
不動産投資信託のエルム・コミュニティーズは、清算分配金の見通しを更新し、主要物件の新たな売買契約を発表。市場の不透明感が後退したことを受け、同社株は大幅に上昇した。
不動産投資信託(REIT)のエルム・コミュニティーズ(NYSE: ELME)は、清算計画の進捗に関する最新情報を発表し、これを受けて同社株は月曜日の取引で9.1%急伸した。主要資産であるリバーサイド・アパートメントの新たな売買契約締結と、それに伴う清算分配金の見通し更新が投資家に好感された。
新たな売買契約と分配金見通し
同社は2026年7月23日、リバーサイド・アパートメントについて、新たな購入者と2億5,000万ドルでの売買契約を締結したと発表した。当初の契約は2026年5月に結ばれたが、買い手側が同年6月17日に契約解除権を行使したため、新たな買い手を探していた。
この契約変更を反映し、1株当たりの清算分配金の見積額は、従来の16.74ドル〜17.02ドルの範囲から、16.41ドル〜16.61ドルの範囲に下方修正された。これは主に、リバーサイド・アパートメントの売却価格が前回の契約額を下回ったことによる。
清算計画の進捗
エルム・コミュニティーズは、2025年10月30日に株主の承認を得た売却・清算計画を進行中である。計画の一環として、同社は2026年中に集合住宅5件とオフィスビル1件(ウォーターゲート600)を含む6物件を売却し、総額約2億9,400万ドルの売却益を得ている。
現在、リバーサイド・アパートメントを含む以下の4物件が売買契約中となっている。
Ad- リバーサイド・アパートメント
- エルム・ベセスダ
- ザ・ケンモア
- 3801 コネチカット・アベニュー
リバーサイドを除く3物件の契約による売却総額は、約1億6,800万ドルとなる見込み。同社は、残りのすべての物件売却を2026年の第3四半期および第4四半期中に完了させ、第4四半期中のニューヨーク証券取引所からの上場廃止と会社解散を目指している。
投資家への影響
同社は2026年1月7日に、1株当たり14.67ドルの初回特別清算分配金を支払済み。今回の更新された見積もりに基づくと、株主は残りの資産売却から、さらに1株当たり1.74ドルから1.94ドルの追加分配金を受け取ることになる。
分配金の見積総額は引き下げられたものの、主要資産の売却に目処が立ったことで清算プロセスの不確実性が低下した。これが市場に安心感を与え、今回の株価上昇につながったとみられる。