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エレメンティス、ケプラー社が「買い」でカバレッジ開始 事業転換を評価

Summary
証券会社ケプラー・シュブルーは、特殊化学品メーカーのエレメンティスに対するカバレッジを「買い」推奨で開始した。事業ポートフォリオの転換と財務指標の改善が、株価の再評価につながるとの見方を示している。
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証券会社ケプラー・シュブルーは、ロンドン上場の特殊化学品メーカー、エレメンティス(Elementis)の株式カバレッジを「買い」推奨で開始した。目標株価は205ペンスと設定され、直近の株価である157ペンスから30.6%の上昇余地を示唆している。
事業転換がもたらす再評価の可能性
ケプラー社は、エレメンティスが近年遂げた事業転換を市場がまだ十分に評価していないと指摘している。同行の分析によると、エレメンティスの資本収益率(ROCE)は約30%に達しており、トップクラスの特殊化学品メーカーに匹敵する経営指標を達成しているにもかかわらず、株価は依然として一般的な化学品企業と同水準で取引されているという。
ケプラー社は、今後発表される好調な財務結果を通じてこの転換がさらに確認されれば、株価の「再評価(リ・レーティング)」が進むと予想している。次なる注目材料として、7月30日に発表予定の上半期決算を挙げている。
ポートフォリオの再編と株主還元
Ad今回の投資判断は、エレメンティスによる最近の戦略的な動きを受けたものである。同社は事業ポートフォリオの集中を進めている。
- 事業売却: 6月2日、医薬品製造事業をアソシエイテッド・ブリティッシュ・フーズ社に企業価値3,430万ユーロで売却。これにより、エレメンティスは特殊化学品事業に特化した企業へと再編された。
- 自社株買い: 6月3日、資本効率の向上を目的として、2027年2月28日までに最大2,500万ポンドの自社株買いプログラムを開始すると発表した。
エレメンティスのルック・ファン・ラーフェンシュタインCEOは事業売却について、「ポートフォリオの質をさらに強化し、中核市場への集中を高めるものだ」と述べている。これらの施策は、同社の財務体質と事業の専門性を高め、投資家にとっての魅力を増す要因と見なされている。