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デンマーク・クローネ安、ペッグ制への懸念でなく資金フローが要因=BofA

Summary
バンク・オブ・アメリカは、最近のデンマーク・クローネ安の要因はユーロとのペッグ制崩壊への懸念ではなく、一時的な資金フローの圧力によるものだと分析。同行はクローネ安は行き過ぎであり、ペッグは維持されるとの見方を示した。
バンク・オブ・アメリカ(BofA)は最新のレポートで、最近のデンマーク・クローネ(DKK)安は、ユーロとの固定相場制(ペッグ制)が崩れるとの投機的な動きによるものではなく、資金フローの圧力に起因するものだとの見解を示した。同行は、この圧力は次第に弱まると予想しており、現在のクローネ安は行き過ぎであると指摘している。
資金フローが下落の主因
BofAによると、クローネ安の背景には、デンマークの対外収支の変化に伴う需給要因がある。同行は、クローネの対ユーロでのペッグは今後も維持されるとの見方を継続しているが、デンマーク国立銀行(中央銀行)による追加介入の可能性は排除できないとしている。
この分析に基づき、BofAは現在のクローネ安に対して逆張りのポジションを取ることを推奨している。これは、現在の価格水準がファンダメンタルズから見て割安であるとの判断を示唆するものだ。
背景:所得収支の変化
クローネへの圧力が増している具体的な要因として、BofAはデンマークの所得収支の変化を挙げる。デンマーク国内で生み出された所得が非居住者へ分配される割合が増加したことで、対外収支の黒字幅がやや縮小したという。
Adしかし、これはデンマークが所得創出能力を失ったことを意味するものではないと同行は強調する。第一次所得収支は縮小しているものの、貿易収支などを含めた経常収支全体は依然として堅調を維持している。
市場への示唆
BofAは、デンマーク中銀が最近のクローネの動きに対して比較的冷静な姿勢を保っているのは、この下落が構造的な問題ではなく一時的な資金フローによるものだと理解しているためだと分析。中銀の反応は現状に照らして適切であると評価している。
投資家や市場関係者にとって、この分析はクローネの先行きを判断する上で重要な視点を提供する。また、BofAは企業に対して、現在の水準で為替ヘッジを検討し、有利なレートを確保することを推奨している。