Story
シティ、米陸運2銘柄を「買い」に引き上げ 株価下落で好機と判断

シティは火曜日に発表した調査ノートで、米国の陸運・物流大手であるオールド・ドミニオン・フレート・ラインとC.H.ロビンソン・ワールドワイドの2銘柄について、投資判断を「買い」に引き上げた。両社の株価が夏場の高値から25%以上下落したことで、バリュエーションが魅力的な水準になったことを理由に挙げている。
## 格付け引き上げの背景
シティは今年6月、両銘柄のバリュエーションが割高であるとの懸念から投資判断を引き下げていた。しかし、その後の市場心理の落ち着きと株価下落により、バリュエーションは過去の平均水準に近づいたという。
同行は、「質の高い銘柄を妥当な価格で購入する好機」が生まれたと指摘。両社はそれぞれの分野で業界をリードしており、優れた実績を持つことから戦略的なミスを犯すリスクは限定的だとの見方を示した。また、強固なバランスシートといったディフェンシブな特性や、トラック輸送能力の逼迫、貨物輸送サイクルの転換点到来による利益の上振れ余地も評価している。
## 個別銘柄の見通し
### C.H.ロビンソン
C.H.ロビンソンの株価下落は、テキサス州での「Lipe訴訟」に代表される不利な判決を受け、ブローカー責任を巡る懸念が強まったことが主因だとシティは分析している。同行は「これらの懸念は正当であり、保険コストを押し上げる可能性が高い」としながらも、最終的な罰則の厳しさは時間とともに緩和されると予想。同社株を「90日間のポジティブ・カタリスト・ウォッチ」の対象に加え、最終判決が当初の陪審評決よりも軽いものになる可能性に期待を示した。
Ad### オールド・ドミニオン
オールド・ドミニオンについては、混載貨物輸送(LTL)事業者による四半期中アップデートで底堅い価格設定が確認された点を好感。これにより、第3四半期の利益が市場予想を上回る可能性があると指摘した。
## 目標株価は引き下げ
シティは投資判断を引き上げた一方で、マクロ経済のリスクを理由に両社の目標株価は小幅に引き下げた。具体的な変更は以下の通り。
- オールド・ドミニオン: 231ドルから223ドルへ
- C.H.ロビンソン: 196ドルから185ドルへ