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シティ、英ポンドに戦術的な弱気姿勢 次期首相就任を控え

Summary
シティは、アンディ・バーナム氏の英首相就任を前に、英ポンドに対して戦術的に弱気な見方を示した。過去の首相交代時のパターンに基づき、ユーロ/ポンドが0.85近辺まで上昇する可能性があると分析している。
米金融大手シティは、7月20日以降に予定されるアンディ・バーナム氏の英首相への正式就任を前に、英ポンドに対して戦術的に弱気な見方を示した。同行はユーロ/ポンド相場が0.8450~0.85の水準に向けて上昇する可能性があると分析している。
新政権発足後のポンド安を予測
シティの分析によると、英国のEU離脱(ブレグジット)後、過去4回の首相交代時にはいずれもユーロ/ポンドが上昇(ポンド安)する傾向が見られたという。これは、新指導者に対する市場の楽観的な期待が就任時点で完全に織り込まれ、その後に現実的な政策運営に対する失望が広がりやすいためだと指摘している。
今回の政権交代も同様の展開となる可能性があり、市場の期待が後退する局面でポンドが売られる触媒(カタリスト)になるとみている。
市場の期待と不確実性
市場は現在、バーナム氏が財政規律を維持するとの発言を好意的に受け止めている。しかしシティは、同氏が実際にどのような政策を打ち出すか、また現職のリーブス財務大臣を留任させるかなど、依然として高い不確実性が残っていると警告する。
Adこの不確実性が、期待が先行した後の失望感につながるリスク要因と見なされている。投資家にとっては、新政権の具体的な政策が明らかになるまで、ポンド相場は不安定な動きを続ける可能性がある。
戦術的な取引機会
こうした背景から、シティは今後数日間にユーロ/ポンドが下落する(ポンドが上昇する)場面があれば、それは7月20日以降の同ペアの上昇を見越した戦術的なポジションを構築する好機になるとの見解を示した。
ポンドのショート(売り)ポジションはキャリーコストが高いことから、タイミングが重要になるとも付け加えている。また、同行のモデルによれば、ユーロ/ポンドは金利差と比較して割安な水準にあると分析しており、これもポンドに対する弱気見通しを後押ししている。