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BYD、欧州に組立工場3カ所とバッテリー工場を計画-長期戦略を明かす

Summary
中国EV大手のBYDは、欧州での成長と規制対応のため、長期的には車両組立工場3カ所とバッテリー工場1カ所が必要になるとの見解を示した。ハンガリーに続く2番目の工場は年内に決定する方針。
中国の電気自動車(EV)大手BYDは、欧州市場での事業拡大に向け、長期的には3つの車両組立工場と1つのバッテリー工場を設立する計画であることが分かった。同社の欧州担当特別顧問が、成長目標の達成とEU規制への対応のために必要との見解を示した。
欧州での生産体制拡大計画
この計画は、BYDの欧州担当特別顧問であるアルフレド・アルタヴィラ氏が、トリノで行われたプレゼンテーションで明らかにしたものだ。同氏は「我々が念頭に置いている販売台数目標を達成すると同時に、欧州の規制を遵守するためには、長期的には3つの組立工場と1つのバッテリー工場が必要になる」と述べた。
この発言は、欧州市場での本格的なプレゼンス確立を目指す同社の強い意志を示すものと言える。現在、同社はハンガリーに建設した欧州初の工場で生産を開始している段階にある。
2番目の工場は年内決定へ
アルタヴィラ氏によると、2番目の生産拠点については年内に決定する見込みだという。同社は、新たな工場をゼロから建設するのではなく、既存の施設を買収して改修する方針を検討している。
Ad候補地としては、以下の国が有力視されていることが示唆された。
- スペイン
- フランス
市場への影響と背景
BYDによる欧州での生産拠点拡充計画は、激化するEV市場での競争優位性を確保する狙いがある。現地生産により、輸送コストの削減や関税障壁の回避、納期の短縮が期待できる。
特に、欧州連合(EU)が中国製EVに対する追加関税を検討する中、現地での生産体制を確立することは、事業リスクを軽減する上で極めて重要となる。また、バッテリー工場まで現地に建設する計画は、サプライチェーンを安定させ、EUの原産地規則などに対応するための戦略的な動きとみられ、投資家は同社の欧州戦略が今後の収益性にどう影響するかを注視している。