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米国・イランの対立激化で原油急騰、ブレント原油は100ドルを突破

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Sep 10, 20261 min read
米国・イランの対立激化で原油急騰、ブレント原油は100ドルを突破

Summary

中東の地政学的リスクが急激に高まり、9日の市場で国際的な原油価格の指標であるブレント原油が1バレル100ドルを突破した。米軍によるイランの石油タンカー破壊と、その後のイランによる報復攻撃が供給不安を煽っている。

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中東における米国とイランの軍事衝突が激化したことを受け、9日の取引で国際的な原油価格の指標である北海ブレント原油先物が、7月以来初めて1バレル=100ドルの大台を突破した。同地域からのエネルギー供給が大規模に滞るリスクが市場で強く意識されている。

対立激化の経緯

今回の価格急騰の直接的な引き金となったのは、米軍が8日、イランの石油タンカー5隻を破壊したと発表したことだ。Investing.comが報じたところによると、この措置は米海軍の艦艇に対するイランのミサイル攻撃への報復だとされている。

これに対しイランは、ヨルダンにある米軍の拠点をミサイルで攻撃。イランのイスラム革命防衛隊(IRGC)は、ヨルダン東部のアズラク近郊にある米軍基地に「猛烈な」ミサイル攻撃を行ったと主張している。さらにイランは、クウェートやバーレーンなどの湾岸諸国に対し、米軍を支援しないよう警告した。

この一連の動きに先立ち、8日にはイランが支援するフーシ派がサウジアラビアを攻撃し、南部の複数の都市でエネルギー・経済関連施設が被害を受けていた。

市場への影響と今後の見通し

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米国東部時間9日午前6時過ぎの時点で、ブレント原油先物は2.6%高の1バレル=100.45ドル、米国産WTI原油先物は2.3%高の95.19ドルで取引された。中東情勢の緊迫化が、原油供給への懸念を増幅させている。

オランダの金融大手INGのアナリストはレポートで、「最近の動向は、交渉再開が依然として程遠いことを示唆している。市場は当面、相当規模のリスクプレミアムを織り込み続けるだろう」と指摘した。

一方でINGは、情勢が悪化しているにもかかわらず、ホルムズ海峡を通過する石油の流量は日量約1,000万バレルへとわずかに増加していると推定している。これは紛争前の水準の約50%に相当するという。

ゴールドマン・サックスは、中東の船舶への攻撃がさらに激化し、航行の混乱が悪化した場合、原油価格は1バレル=120ドルまで上昇する可能性があると警告しており、市場の警戒感は依然として強い。

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