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欧州物流大手4社、第2四半期決算に注目—バーンスタインが分析

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Jul 15, 20261 min read
欧州物流大手4社、第2四半期決算に注目—バーンスタインが分析

Summary

証券会社バーンスタインが、第2四半期決算シーズンを前に注目すべき欧州の物流大手4社を特定した。中東情勢を背景とした航空貨物運賃の安定や旺盛な需要が、各社の業績を左右する要因として挙げられている。

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証券会社バーンスタインは、6月期(第2四半期)の決算発表シーズンを迎え、注目すべき欧州の物流主要4銘柄を挙げた。継続中のサプライチェーン混乱や各社の業務改善が、好業績の背景にあると指摘している。

市場環境が追い風に

中東における物流の複雑化が航空貨物の利回りを下支えし、コンテナ船の運賃も旺盛な需要を背景に堅調に推移している。このような特殊な市場環境は、一部の物流企業にとって追い風となっている。

バーンスタインの分析によると、このような状況下で、利益率の拡大、コスト効率の改善、そして事業の回復力を示した企業がセクター内で際立っているという。特に、業務遂行能力の高さと統合プロセスの進捗が、トップパフォーマーを分ける重要な要素と見られている。

主要4社の注目点

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バーンスタインが特に注目する4社の状況は以下の通りである。

  • DSV: 四半期ごとの利益と利益率が、市場コンセンサスのEBIT(金利・税引前利益)予想に沿って大幅に改善すると見込まれている。航空・海上部門の転換マージンは40%を超える可能性があり、コスト削減の進展が寄与するとみられる。バーンスタインは同社を同業他社よりも選好する姿勢を改めて示している。
  • キューネ・アンド・ナーゲル (Kuehne+Nagel): バーンスタインは、中東の混乱を背景とした航空貨物運賃について、市場コンセンサスよりも強気な見方を示している。同社にとっては、近年のコスト削減策を経て、いかに事業の勢いを維持できるかが焦点となる。また、AI(人工知能)を活用して収益性を高める能力を投資家に示すことにも注力している。
  • DHL: 7月7日に2026年第2四半期の暫定決算を発表し、EBITが市場予想を約3億ユーロ上回った。これを受け、2026年通期のEBIT見通しを従来の62億ユーロ超から65億ユーロ超へと引き上げた。航空貨物輸送能力の制約が追い風となり、特にエクスプレス部門が好調だった。
  • マースク (Maersk): 6月30日、旺盛な需要と運賃上昇を理由に2026年通期の業績見通しを上方修正した。EBITDA(金利・税金・償却前利益)見通しは従来の45億~70億ドルから80億~100億ドルに、EBIT見通しは-15億~10億ドルから20億~40億ドルに引き上げられた。世界のコンテナ取扱量の年間成長率見通しも2~4%から4%に修正している。

投資家への示唆

欧州の物流セクターは、特定の追い風から恩恵を受けているものの、各社の業績は事業運営の巧拙に大きく左右される。投資家は今回の決算発表で、利益率の動向、コスト管理の進捗、そして複雑化するサプライチェーン環境に各社がどう対応しているかを注視することになるだろう。

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