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バリー・カレボー株が下落、販売量回復も利益見通し据え置きが重荷

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Jul 9, 20261 min read
バリー・カレボー株が下落、販売量回復も利益見通し据え置きが重荷
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スイスのチョコレート・ココア製品大手バリー・カレボー(Barry Callebaut)の株価が9日の取引で急落しました。第3四半期の販売量が回復したにもかかわらず、通期の利益見通しが据え置かれたことで、収益性に対する市場の懸念を払拭するには至りませんでした。

販売量回復も収益は伸び悩み

同社が発表した2025/26年度第3四半期(3カ月)の取引状況報告によると、グループ全体の販売量は前年同期比5.7%増となり、2年以上ぶりに四半期ベースでプラス成長を記録しました。これは北米での旺盛なココア需要とサービスレベルの改善が牽引したものです。

しかし、年初来9カ月間の累計販売量は依然として前年同期比2.8%減の1,557,239トンにとどまっています。また、9カ月間の売上高は、カカオの平均市場価格が前年比で47%下落した影響を受け、前年同期の109億5000万スイスフランから95億6000万スイスフランへと減少しました。

投資家心理を冷やしたEBIT見通し

バリー・カレボーは通期の販売量見通しを、従来の前年比1%~3%減から約1%減へと上方修正しました。これは市場にとってポジティブな兆候と捉えられました。

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しかし、市場が最も注目していた継続事業ベースのEBIT(金利・税引前利益)見通しについては、現地通貨ベースで10%台半ばの減少という従来の見通しを据え置きました。販売量の回復を受けて利益見通しの上方修正を期待していた投資家にとって、この据え置きは大きな失望材料となりました。

市場の反応とアナリストの評価

この発表を受け、ドイツ銀行(Deutsche Bank)は同社株の投資判断を「売り」で維持し、目標株価を1,000スイスフランから960スイスフランに引き下げ、短期的な収益性に対する悲観的な見方を強めました。

同社の株価は一時、前日比4.1%安の1,135スイスフランまで下落しました。当日のスイス株式市場の主要指数(SMI)が比較的落ち着いた値動きだったことから、今回の株価下落は市場全体のマクロ的な圧力ではなく、同社固有の要因によるものとみられます。

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