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英バラット・レッドロウ、株主還元を配当から自社株買いへ転換 株価割安で

Summary
英国の住宅建設大手バラット・レッドロウは、株価が有形純資産価値を大幅に下回っていることを受け、株主還元の主要な手段を配当から自社株買いに切り替えると発表した。
英国の住宅建設大手バラット・レッドロウは水曜日、株主還元の主要な手段を通常の配当から自社株買いに切り替えると発表した。同社の株価が有形純資産価値(TNAV)に対して大幅なディスカウントで取引されていることが背景にある。
株主還元方針の転換
同社は、2026年度の期末配当および2027年度の中間配当を自社株買いに置き換える計画だ。一部の株主の投資要件に対応するため、1株あたり1ペンスの名目的な配当は維持される。
2027年度には株主に対し約4億ポンドの還元を予定しており、そのうち約3億8600万ポンドが自社株買いを通じて行われる見込み。これに伴い、2027年7月2日までの完了を目指す、少なくとも1億ポンド規模の新たな自社株買いプログラムを開始するとしている。
背景と経営陣の見解
この方針転換の主な理由は、同社の株価が有形純資産価値を大幅に下回っていることにある。このディスカウント率は、2月の9%から36%にまで拡大したと同社は説明している。
Adデビッド・トーマス最高経営責任者(CEO)は、「マクロ経済や地政学的な不確実性、業界の逆風、低調な顧客需要」が市場心理の重しとなっていると指摘。その上で、「当社の業績と強固なバランスシートを考慮すると、拡大した自社株買いプログラムを通じて資本を投入することが、現時点で長期的な株主価値を創造する最も効果的な方法だ」との見解を示した。
業績と今後の見通し
同社は「厳しい市場環境の中で堅実な業績を達成した」としており、6月28日に終了した2026年度の業績は市場の期待に沿うものだった。
- 住宅完成戸数(JV含む): 前年比5%増の17,667戸となり、会社ガイダンスの上限に達した。
- 年度末の純現金: 約7億7200万ポンドとなり、4月に示したガイダンスを上回った。
2027年度については、住宅完成戸数を17,700〜18,200戸と予想している。一方で、土地取得に関してはより選別的なアプローチを強めており、2026年度に購入を承認した区画数は前年度から大幅に減少した。