
人民元が対ドルで3年半ぶり高値、6.73元台に上昇 米ドル安が追い風
米財務省による長期国債の買い入れ拡大発表を受けドル安が進行し、人民元は対米ドルで3年半ぶりの高値を更新した。中国人民銀行も元高を容認する姿勢を示しており、中国資産への資金流入期待が高まっている。

米財務省による長期国債の買い入れ拡大発表を受けドル安が進行し、人民元は対米ドルで3年半ぶりの高値を更新した。中国人民銀行も元高を容認する姿勢を示しており、中国資産への資金流入期待が高まっている。

米ドルは3カ月ぶりの安値圏で推移し、週間ベースで下落する見通し。米国債の買い入れ増額計画にもかかわらず、市場では財政への懸念が根強く、国債利回りの再上昇がドルの重しとなっている。

世界の債券市場は2週連続で下落し、米国の長期金利は数十年ぶりの高水準に迫っている。財政赤字やインフレへの懸念が、米財務省による市場安定化の試みを上回った。

大半のアジア通貨が週間ベースで上昇する見通しとなった。米財務省による国債買い入れ策の発表も長続きせず、米ドルが約3カ月ぶりの安値圏で推移したことが背景にある。

米財務省が長期国債の買い戻し拡大を発表したものの、市場はこれを一時的な措置とみなし、米国の財政悪化への懸念からドルが下落。主要通貨バスケットに対して3カ月ぶりの安値圏で推移している。

木曜日の外国為替市場でカナダドルが対米ドルで約3カ月ぶりの高値を付けた。原油価格の上昇と、米国との貿易交渉進展への期待が支援材料となった。

インド政府は外国貿易政策を改定し、ルピー建ての輸出決済に外貨建てと同様の優遇措置を適用すると発表した。この措置は、国際商取引におけるルピーの利用拡大を目的としている。

予想外に弱い米国の7月小売売上高を受け、米連邦準備制度理事会(FRB)が9月に利上げを見送るとの観測が強まり、英ポンドが対ドルで上昇した。市場の焦点は今週発表されるFOMC議事要旨と英国のインフレ・雇用統計に移っている。

エネルギー価格と米長期国債利回りの上昇を背景にドルが全面高となり、英ポンドは対ドルで下落。英国の軟調な雇用統計もポンドの上値を抑える要因となっている。