
英7月CPI、予想通りでポンドは安定 追加利上げ懸念が後退
英国の7月の消費者物価指数(CPI)が市場予想と一致したことを受け、イングランド銀行(英中銀)による追加利上げへの圧力が和らぎ、英ポンドは安定的に推移している。

英国の7月の消費者物価指数(CPI)が市場予想と一致したことを受け、イングランド銀行(英中銀)による追加利上げへの圧力が和らぎ、英ポンドは安定的に推移している。

金曜の外国為替市場でカナダドルが対米ドルで2カ月ぶりの高値を付けた。好調な国内製造業統計や、米加の国債利回り差の縮小が支援材料となった。

米財務省が長期国債の買い戻しを拡大したことで債券市場が安定し、ドルは数カ月ぶりの安値圏で推移している。この動きは、これまでドルを支えてきた金利差の優位性を縮小させた。

米国の長期金利がインフレと国債供給への懸念から再び上昇に転じ、アジアと欧州市場で見られた債券価格の反発を打ち消した。市場の焦点は米国の財政状況と金融政策の行方に移っている。

バンク・オブ・アメリカは最新の外国為替見通しで、ユーロ/ドル相場の年末予測を1.15に据え置く一方、ドル/円とドル/カナダドルの予測を引き下げた。短期的にはユーロ高・ドル安の展開を予想している。

バンク・オブ・アメリカは、スウェーデンとノルウェーの経済成長と金融政策の方向性の違いを理由に、ノルウェー・クローネをスウェーデン・クローナに対して売り建てる(ショート)ことを推奨した。同行は、NOK/SEKが2年ぶりの高値圏にあることを魅力的なエントリーポイントと見ている。

米財務省が予想外の国債買入オペを発表したことを受け、米長期金利が低下しドルが全面安となった。これを受けて英ポンドは対ドルで上昇し、世界的にリスク選好地合いが改善した。

バンク・オブ・アメリカ(BofA)は最新の為替見通しで、ユーロに短期的な上昇余地がある一方、ドルには下落リスクがあると指摘した。ドル/円やドル/カナダドルの見通しも下方修正しており、広範なドル安の可能性を示唆している。

バンク・オブ・アメリカは、ノルウェーとスウェーデンの経済成長と金融政策の方向性の違いを理由に、ノルウェー・クローネ(NOK)をスウェーデン・クローナ(SEK)に対して売ることを推奨した。現在の為替レートは魅力的なエントリーポイントを提供するとしている。