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米財務省の国債買入、ドル安を誘発しポンドが上昇

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Aug 20, 20261 min read
米財務省の国債買入、ドル安を誘発しポンドが上昇
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米財務省が長期国債の利回り上昇を抑制するための異例の介入に踏み切ったことで、ドルが広範囲に売られ、英ポンドとユーロが対ドルで上昇した。この動きは、英国固有の要因ではなく、世界的な金融市場のセンチメント改善を反映したものだ。

米財務省の異例の介入

米財務省は20日、予定外の流動性供給のための国債買入オペを20億ドル規模で実施すると発表した。市場では、この動きは当局が最近の長期債市場の売り(金利上昇)を快く思っていないシグナルだと受け止められた。

この発表を受け、米国の長期金利は約10ベーシスポイント低下。ドルは主要通貨に対して下落し、リスク資産への投資意欲が回復した。外国為替市場では、ポンドは対ドルで0.25%上昇し1.3640ドル、ユーロも0.21%高の1.1702ドルを付けた。

市場の解釈と見通し

INGのグローバル・マーケット責任者であるクリス・ターナー氏は、「この予定外の発表は、財務省が長期債市場の最近の売りを不快に思っていることを示している」と指摘。この介入により、今夏の「リスク資産に対する主要な脅威の一つが減少し、キャリートレードが引き続き人気を集めるだろう」との見方を示した。

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同氏は、ドルインデックス(DXY)が99.40-100のレンジを予想外に下抜け、98.65、さらにはリスク資産が上昇すれば98まで下落する可能性があると分析している。一方、ユーロ/ドルは1.1700ドルの抵抗線が短期的には堅いものの、突破すれば1.1790ドルが視野に入るとした。

ドル主導の相場と今後の注目点

今回のポンド上昇は、英国の経済指標や政策動向によるものではなく、完全にドル安と世界的なリスクセンチメントの改善によって引き起こされた。ポンドは典型的に「リスクオン・ドルオフ」の環境で上昇しやすい性質がある。

今後の焦点は、米連邦準備制度理事会(FRB)高官の発言に移る。タカ派と見なされるメアリー・デイリー氏とアルベルト・ムサレム氏の講演が予定されており、その内容次第ではドルの下値が試される可能性がある。なお、前日に公表された7月開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨は、市場が懸念するほどタカ派的な内容ではなかった。

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