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英ポンド、対ドルで下落 エネルギー価格と米長期金利の上昇が重し

火曜日の外国為替市場で、英ポンドは対米ドルで下落した。エネルギー価格の上昇と米長期国債利回りの高止まりがドルを幅広く下支えし、ポンドに売り圧力がかかった。
ドル高を支える二つの要因
オランダの金融大手INGのアナリスト、クリス・ターナー氏は、現在のドル高の背景には「エネルギー価格の上昇」と「30年物米国債利回りの上昇」という二つの要因があると指摘。これらの要因が続けば、米連邦準備制度理事会(FRB)による9月の利上げの可能性が再び議題に上る可能性があるとの見方を示した。
同氏によると、ドル指数(DXY)は前日の安値圏である99.40から反発しており、「ドルはまだ持続的な下落トレンドに入る準備ができていない」と分析している。また、8月における米国での投資適格債の記録的な発行額(1,450億ドル)が、長期金利を押し上げる主な要因であるとも述べている。
英国の労働市場と金融政策の見通し
一方、英国では最新の雇用統計が発表されたが、市場に大きな驚きはなかった。INGのエコノミスト、ジェームズ・スミス氏は、民間部門の賃金の伸びが依然として3%を下回っていることなどを挙げ、「労働市場は依然として弱く、賃金上昇圧力は限定的」と評価した。
Adこの状況は、イングランド銀行(英国中央銀行)が年内に利上げに踏み切る動機が乏しいことを示唆している。データ発表後、ユーロは対ポンドで小幅に上昇した。市場の次の注目は、水曜日に発表される英国の7月消費者物価指数(CPI)に移っている。
市場の動向と今後の焦点
本稿執筆時点(米国東部時間午前4時33分)で、ポンド/ドル(GBP/USD)は0.11%安の1.3529ドルで取引されている。ユーロ/ドル(EUR/USD)も小幅に下落し、1.16ドルを上回る水準で伸び悩んだ。
投資家は今後発表される米国の7月生産者物価指数(PPI)や、週明けに公表される連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨を注視している。これらの経済指標や金融政策に関する手がかりが、今後の為替相場の方向性を占う上で重要な材料となる。