
ベッセント米財務長官の介入、円相場の転換点となるか - ING分析
INGのアナリストは、7月下旬の日米協調介入が円相場の転換点になる可能性を指摘。ベッセント米財務長官が政治的資本を投じたこの動きは、円が対ドルで約20%過小評価されているとの分析に基づいている。

INGのアナリストは、7月下旬の日米協調介入が円相場の転換点になる可能性を指摘。ベッセント米財務長官が政治的資本を投じたこの動きは、円が対ドルで約20%過小評価されているとの分析に基づいている。

BCAリサーチは、米国の実質金利低下と海外からのポートフォリオ資金流入の鈍化を理由に、ドルを売却し、円やウォン、ユーロなどの経常黒字国通貨を購入するよう推奨している。

バンク・オブ・アメリカ証券は、米財務省による長期金利の抑制策が政策への信頼を損ない、ドルの一段安につながる可能性があると警告した。FRBの対応次第では、ドル売りがさらに強まる可能性がある。

独立系調査会社BCAリサーチは、米国の実質金利低下と海外からのポートフォリオ資金流入の鈍化を理由に、米ドルを韓国ウォン、日本円、ユーロなどに対して売ることを推奨している。

7月下旬の日米協調介入は、円の長期的なトレンドを転換させる可能性がある。INGは、ベッセント米財務長官が介入の成功に自信を持つ背景には、円が対ドルで約20%過小評価されているとの分析があると指摘する。

シティグループの分析によると、最近の日米協調介入は、為替政策をより広範な経済・安全保障関係と結びつける非公式な「通貨同盟」の表れと見なされている。

カナダドルが対米ドルで約3カ月ぶりの高値を付けた。主要輸出品である原油の価格上昇と、米国との貿易交渉進展への期待感が相場を押し上げた。

スイスの金融大手UBSは、米連邦準備制度理事会(FRB)と欧州中央銀行(ECB)の金融政策の方向性の違いを背景に、ユーロ/ドルの目標価格を1.17から1.20に引き上げた。米国の利上げ停止観測と欧州の堅調な経済がユーロを押し上げると分析している。

UBSは、最近の為替介入は円相場への一時的な支援にとどまるとし、円に対する中立的なスタンスを維持。米FRBと日銀の金融政策の方向性の違いから、ドル円は高値圏での推移が続くと予測している。