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カナダドルが約3カ月ぶり高値、原油高と貿易交渉への期待で

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20日の外国為替市場でカナダドルが対米ドルで上昇し、約3カ月ぶりの高値を記録した。主要輸出品である原油価格の上昇と、米国との貿易交渉進展への期待感が支援材料となった。
カナダドルは一時、5月21日以来の最高値となる1米ドル=1.3757カナダドルまで上昇。その後は0.1%高の1米ドル=1.3790カナダドル(1カナダドル=72.52セント)で推移した。
原油高と貿易協議が追い風
カナダの重要な輸出品である原油の価格が上昇したことが、カナダドル相場を支える主な要因となった。米国産原油先物(WTI)は、トランプ米大統領がイランを支援する国への報復を示唆したことを受け、2%高の1バレル=87.50ドルで取引された。
また、カナダと米国の首席貿易交渉官がワシントンで2日目の協議を行い、数カ月にわたる関税の応酬を終わらせるための合意を目指していることも、市場の楽観的な見方につながった。
Adヴァントリー・キャピタル(Vantry Capital Inc.)の最高執行責任者(COO)であるダレン・リチャードソン氏は、原油高に加え、米連邦政府の債務拡大を背景とした米ドルへの圧力もカナダドルの支援材料になっていると指摘。米財務省は前日、連邦債務総額が初めて40兆ドルを突破したと発表している。
市場の動向
この日の市場では、カナダ国債の利回りも上昇した。一方、主要通貨バスケットに対する米ドルの動きを示すドル指数は小幅に上昇しており、カナダドル固有の好材料が今回の相場を主導したことが示唆される。
投資家は、引き続き米加貿易交渉の行方と、資源国通貨に影響を与える原油価格の動向を注視している。