
円、再び160円台に下落 介入警戒水準161円を市場は注視
ドル円相場は再び1ドル=160円の大台を突破し、政府・日銀による為替介入への警戒感が強まっている。市場関係者は、次の介入の引き金となり得る水準として161円台に注目している。

ドル円相場は再び1ドル=160円の大台を突破し、政府・日銀による為替介入への警戒感が強まっている。市場関係者は、次の介入の引き金となり得る水準として161円台に注目している。

週明けの外国為替市場でカナダドルが対米ドルで反発した。主要輸出品である原油の価格が急騰したことが支援材料となったほか、今週に控えるカナダ銀行(中央銀行)の金融政策決定会合を前にした動きとなった。

原油価格の急騰を背景に、カナダドルが対米ドルで2週間ぶりの安値から反発した。市場の焦点は、今週予定されているカナダ銀行の金融政策決定会合に移っている。

米連邦準備制度理事会(FRB)のウォーシュ議長によるインフレ抑制への強い姿勢を示唆した発言を受け、米国債利回りが急騰。その影響が波及し、ドイツの国債利回りは31日、短期・長期ともに数年ぶりの高水準を記録した。

カナダドルは対米ドルで続落し、9日ぶりの安値を付けた。米連邦準備制度理事会(FRB)高官のタカ派的な発言による利上げ観測の再燃と、米加間の貿易摩擦への懸念が、好調な国内GDP統計を打ち消した。

シティ・リサーチは、最近の日米協調介入が新たな世界通貨政策「ベッセント主義」の始まりを示唆する可能性があると指摘。米国の経常赤字是正を目的としたこの動きは、将来的に中国人民元へと焦点が移る可能性があると分析している。

7月の日米協調介入を受け、ベッセント米財務長官が主導する世界の為替政策の転換、いわゆる「ベッセント・ドクトリン」の形成に市場の注目が集まっている。シティ・リサーチは、これが世界的な不均衡是正に向けた大きな変化の兆候である可能性を指摘している。

ベセント米財務長官は今週のG20で、貿易不均衡の是正や対イラン制裁を主張する一方、米国の関税政策や国債市場の混乱に対する各国の懸念に直面する。長官の経済外交手腕が試される重要な会議となる。

カナダドルは対米ドルで9日ぶりの安値を付けた。米連邦準備制度理事会(FRB)高官のタカ派的な発言によるドル高と、米加間の貿易摩擦への懸念がカナダドルを圧迫した。