
ポンド、FRBのタカ派観測で対ドル下落 ドル全面高の展開
米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ観測が強まる中、外国為替市場ではドルが主要通貨に対して上昇。英ポンドは対ドルで下落し、ユーロも軟調な展開となった。

米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ観測が強まる中、外国為替市場ではドルが主要通貨に対して上昇。英ポンドは対ドルで下落し、ユーロも軟調な展開となった。

水曜日のアジア外国為替市場では、米ドルが2週間ぶりの高値圏で推移する中、アジア通貨が総じて下落した。ニュージーランド準備銀行が利上げを発表したものの、その見通しが予想よりハト派的と受け止められ、ニュージーランドドルは急落した。

ベッセント米財務長官が植田日銀総裁と会談し、円安が国内インフレを助長していると指摘。インフレ期待を抑制し、為替の過度な変動を避けるための適切な金融政策運営を求めた。

南アフリカ・ランドは対米ドルで下落した。8月の製造業購買担当者景気指数(PMI)が4カ月連続で低下し、景況感の悪化が示されたことが背景にある。

世界的な債券市場の売りが加速し、欧米や日本の国債利回りが数十年ぶりの高水準に急騰した。中東の軍事衝突の激化や根強いインフレ懸念、主要中央銀行のタカ派姿勢が背景にある。

日本の10年物国債利回りが、世界的なインフレ懸念と財政悪化への警戒感から1996年以来初めて3%に達した。市場専門家は、金利上昇が日本の財政や世界の金融市場に与える影響を注視している。

イラン中央銀行のヘンマティ総裁は、米国の制裁にもかかわらず十分な外貨準備があると強調した。通貨リアルが過去最安値を更新する中、最大20億ドルの市場介入も辞さない構えを示し、市場の沈静化を図る。

外国為替市場で円が対ドルで160円に迫り、市場の介入警戒感が強まっている。著名投資家のベッセント氏が日本銀行に追加利上げを促したと報じられたことも、新たな注目材料となっている。

米連邦準備制度理事会(FRB)のウォルシュ元理事によるタカ派的な発言と、中東情勢の緊迫化を受けた原油価格の急騰を背景に、9月の追加利上げ観測が強まっている。これを受け、米国債利回りは上昇を続けている。