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カナダドル、米利上げ観測と貿易摩擦で続落 9日ぶり安値

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Aug 31, 20261 min read
カナダドル、米利上げ観測と貿易摩擦で続落 9日ぶり安値
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外国為替市場でカナダドルが売られ、対米ドルで一時1米ドル=1.3908カナダドルと9日ぶりの安値を付けた。米連邦準備制度理事会(FRB)高官のタカ派的な発言を受けて米国の早期利上げ観測が強まったことや、米加間の貿易摩擦に対する懸念が重しとなった。

FRBのタカ派姿勢がドルを押し上げ

市場の最大の注目点は、ジャクソンホール会議での元FRB理事ケビン・ウォルシュ氏の発言だった。同氏がインフレ抑制のため追加行動の必要性に言及したことを受け、市場が織り込む9月の25ベーシスポイント利上げの確率は、発言前の35%から約57.5%へと急上昇した。

この観測を背景にドルが全面高となり、主要6通貨に対するドルの動きを示すドルインデックスは約0.6%上昇し、8月17日以来の高水準となる99.69を付けた。これがカナダドルに対する直接的な下押し圧力となった。

好調な経済指標も貿易懸念が相殺

カナダ統計局が発表した第2四半期の実質国内総生産(GDP)は、年率換算で前期比3.3%増と、第1四半期から大幅に加速し、2023年以来最も力強い伸びとなった。この数値はカナダ銀行(中央銀行)の予測(2.5%)も上回るものだった。

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しかし、この良好な結果もカナダドルの支援材料とはならなかった。市場は、この統計が米加間の貿易摩擦が激化する前のデータである点に注目しており、今後の関税措置が下半期の経済成長に与える影響をより懸念している。

金融政策の方向性の違いが重しに

米国の利上げ期待が高まる一方、カナダ銀行は政策を据え置くとの見方が優勢だ。ロイターが実施したエコノミスト35人への調査によると、カナダ銀行は9月2日の会合で政策金利を2.25%に据え置き、少なくとも2027年第3四半期までその水準を維持すると予想されている。

このような金融政策の方向性の違いは、両国間の金利差拡大につながり、カナダ国債利回りの上昇を抑制する。結果として、カナダドルは米ドル高に対して脆弱な状況が続くとみられている。

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