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カナダドル下落、米利上げ観測と貿易摩擦が重し

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Aug 28, 20261 min read
カナダドル下落、米利上げ観測と貿易摩擦が重し
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カナダドルは金曜日、対米ドルで下落し、過去2カ月あまりで最大の週間下落率を記録する方向となっている。米連邦準備制度理事会(FRB)高官のタカ派的な発言を受けて米ドルが全面高となったことが、カナダの好調な経済成長データを相殺した。

Investing.comによると、カナダドルは1米ドルあたりC$1.3900近辺で取引され、約0.3%下落した。一時は9日ぶりの安値となるC$1.3908まで値を下げた。

FRBのタカ派姿勢がドルを押し上げ

直接的な下落要因は、ジャクソンホール経済シンポジウムでのケビン・ウォルシュFRB議長の発言だった。同議長がインフレ抑制に向けた追加措置の可能性を示唆したことで、市場では9月の利上げ確率が従来の35%から57.5%へと急上昇した。

この発言を受け、主要通貨に対する米ドルの強さを示すドルインデックスは約0.6%上昇し99.69と、8月17日以来の高水準を記録。カナダドルは米ドルの上昇圧力にさらされる形となった。

貿易摩擦が好調なGDPを相殺

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この日発表されたカナダの第2四半期の実質国内総生産(GDP)は、年率換算で3.3%増と、2023年以来の高い伸びを記録した。この結果はカナダ銀行(中央銀行)の予測(2.5%)を上回る力強い内容だった。

しかし、この良好な経済指標はカナダドル相場を支えるには至らなかった。市場の関心は、このGDP統計期間以降に激化した米国との貿易摩擦に移っているためだ。先週の米加貿易交渉の決裂を受け、米国の新関税とカナダの報復措置が年後半の経済成長に与える影響への懸念が強まっている。

金融政策の方向性の違いが重しに

市場のもう一つの焦点は、FRBとカナダ銀行の金融政策の方向性の違いだ。FRBが利上げの可能性を探る一方、カナダ銀行は政策金利を2.25%に据え置くとの見方が大勢となっている。

ロイター通信がエコノミスト35人を対象に行った調査では、カナダ銀行は9月2日の会合で金利を据え置き、少なくとも2027年第3四半期までその水準を維持すると予想されている。この金融政策の方向性の違いが、米金利の上昇にカナダ金利が追随する余地を限定し、カナダドルを対米ドルで脆弱な状態にしている。

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