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玉柴船電、香港IPOを再申請 中国発電用エンジン市場でシェア首位

中国の発電用エンジン大手である玉柴船電(Yuchai Marine and Power)が、香港証券取引所のメインボードへの上場を再度申請したことが明らかになった。フロスト&サリバン社の資料によると、同社は2023年の売上高ベースで中国国内の発電用エンジン市場において22.3%のシェアを占める最大手企業である。
堅調な業績と収益性の向上
同社の業績は力強い成長を見せている。目論見書によると、2021年から2023年にかけての売上高は32億3900万元から61億5000万元へと増加し、年平均成長率(CAGR)は37.8%に達した。直近の会計期間である2024年上半期には、売上高が前年同期比50.9%増の44億9400万元を記録している。
収益性も継続的に改善しており、2024年上半期の売上総利益率は27.4%、純利益率は18.4%に上昇した。財務基盤も安定しており、2024年6月末時点で13億1400万元の現金及び現金同等物を保有している。
事業構成と市場の追い風
事業ポートフォリオは4つのセグメントで構成されているが、成長を牽引しているのは主力事業である発電用エンジン部門だ。同部門は2024年上半期に総売上高の67.5%を占め、特に大型発電機の需要が好調に推移している。また、発電機セット事業も急成長しており、新たな収益の柱となりつつある。
Ad市場環境も同社にとって追い風となっている。フロスト&サリバン社は、データセンター需要の拡大などを背景に、世界の発電用エンジン市場が2030年にかけて高成長を維持すると予測。玉柴船電は、この成長市場において中国国内でトップの地位を確立しており、高い競争優位性を持つ。
今後の展望と留意点
同社は今回のIPOで調達する資金を、グローバル戦略の加速や生産能力の増強に充てる計画だ。特に海外市場の売上は2024年上半期に前年同期比で倍増しており、今後の成長ドライバーとして期待される。
一方で、投資家が留意すべき点として関連当事者取引が挙げられる。親会社である玉柴集団との取引額は依然として大きいものの、全体に占める割合は年々低下傾向にある。市場関係者は、同社が独立性を高めながら、業界トップの地位を活かして持続的な成長を達成できるかどうかに注目している。