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ワイズ株が下落、好決算も手数料率の先行き懸念で利益確定売り

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国際送金サービスを手掛けるワイズ(Wise)の株価が17日の取引で2.2%下落し、924.8ペンスとなった。前日引け後に発表した2027年度第1四半期決算は主要項目でアナリスト予想を上回ったものの、将来的な手数料率(テイクレート)低下への懸念から、利益を確定する動きが広がった。
予想を上回る好決算
ワイズが発表した第1四半期決算は、堅調な内容となった。
- 純収益: 前年同期比25%増の7億1400万ドル
- 総収益: 9億2951万ドル(市場予想を11%以上上回る)
- 1株当たり利益(EPS): 0.2203ドル(市場予想の0.1971ドルを約12%上回る)
しかし、株価はこれらの好材料に反して下落。決算発表前に株価が52週安値の754ペンスから大きく上昇していたこともあり、「ニュースで売る」展開となった。
懸念される手数料率の低下
Ad市場の慎重な反応の背景には、同社の収益性の鍵を握る手数料率の見通しがある。第1四半期の国際送金における手数料率は、前年同期比で2ベーシスポイント(bp)低下し50bpとなった。経営陣は、この手数料率が2027年度を通じて四半期ごとに1〜2bpずつ低下し続けるとの見通しを示した。
エマニュエル・トマサンCFO(最高財務責任者)は、この傾向が年度下半期の収益成長を鈍化させる可能性を示唆している。一方で、通期の純収益成長率ガイダンスは15〜20%増で維持された。
市場の反応と背景
この決算発表を受け、アナリストの見方は分かれている。JPモルガンは目標株価を小幅に引き上げた一方、UBSは割引率や収益成長率の想定を調整し、目標株価を引き下げた。
また、米軍によるイランへの攻撃が6夜連続で続くなど、地政学的リスクの高まりが欧州市場全体でリスクオフ地合いを強めていることも、ワイズのような高成長フィンテック銘柄への売り圧力となった。好決算によるポジティブな影響は既に株価に織り込まれており、将来の収益性に対する不透明感が、慎重な市場環境下で利益確定売りを誘発した形だ。