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VIX指数ETFから1170万ドルの資金流出、市場の警戒感が後退

Summary
「恐怖指数」として知られるVIX指数の大幅な低下を受け、同指数に連動する上場投資信託(ETF)から木曜日に1170万ドルの資金が流出した。市場のボラティリティ上昇を見込むポジションが解消されたことを示唆している。
「恐怖指数」として知られるCboeボラティリティ指数(VIX)のデリバティブに連動する上場投資信託(ETF)から、木曜日に合計で1170万ドルの資金が流出した。これは、同日のVIX指数が前日比6.3%安の15.84ポイントで引けたことを受けた動きであり、市場参加者の間で短期的な相場変動リスクへの警戒感が和らいでいることを示している。
VIX指数の低下が資金流出を誘発
木曜日の資金流出により、VIX関連ファンドの総資産は前日の23億6000万ドルから23億3000万ドルに減少した。VIX指数は前営業日に大幅に低下し、投資家が市場のボラティリティ(変動率)の上昇に賭けるポジションを手仕舞う動きが広がった。
Investing.comによると、VIX指数は過去1ヶ月間で15.53ポイントの安値から22.66ポイントの高値まで変動しており、現在の水準は比較的落ち着いた市場環境を反映している。
主要ETFの資金動向
個別のファンドを見ると、資金流出が特に目立ったのはレバレッジ型の商品だった。主な資金の動きは以下の通り。
Ad- プロシェアーズ・ウルトラVIX短期先物ETF(UVXY):839万ドルの流出となり、この日の流出額としては最大だった。
- 2x Long VIX Futures ETF(UVIX):354万ドルの資金が引き出された。
- iPath Series B S&P 500 VIX短期先物ETN(VXX):一方で、このファンドには22万ドルの小規模な資金流入が見られた。
インバース型商品に大きな動きなし
ボラティリティの低下によって利益を得るインバース型VIX商品には、大きな資金の動きは見られなかった。プロシェアーズ・ショートVIX短期先物ETF(SVXY)や-1x Short VIX Futures ETF(SVIX)といった商品では、資産水準に目立った変化は報告されていない。
このことは、投資家が積極的にボラティリティのさらなる低下に賭けているというよりは、むしろボラティリティ上昇への備えを解消している段階であることを示唆している可能性がある。