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米国の中古石油掘削装置、制裁緩和下のベネズエラに活路

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Sep 14, 20261 min read
米国の中古石油掘削装置、制裁緩和下のベネズエラに活路

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米国による経済制裁の緩和を受け、ベネズエラの石油産業再建に向けて米国から中古の掘削装置やトラックが大量に輸送されている。投資家にとっては好機となる一方、装置の品質や保険の問題が課題となっている。

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米国による経済制裁の緩和を背景に、同国で不要となった中古の石油掘削装置や関連機材が、ベネズエラの石油産業再建のために大量に輸送されている。ロイター通信が報じたもので、これによりベネズエラの原油生産回復への期待が高まる一方、投資家は装置の品質という大きなリスクに直面している。

米国からベネズエラへ、中古装置の流入が加速

テキサス州ヒューストン近郊では、ベネズエラ向けにオークションで落札された中古の石油関連機材を保管するための準備が進められている。輸送仲介業者のGuanta Express社は、テキサスやオクラホマなど全米各地から集めた掘削リグやトラックなどを、ベネズエラの主要石油港であるグアンタ港やマラカイボ港へ輸送している。

同社のグレッグ・ディアス社長はロイターに対し、「年末までフル稼働の状態だ。すでに次の2隻分の受注も埋まっている」と語った。同社は近く、過去最大となる1,500馬力の掘削リグ2基を輸送する予定だという。国営ベネズエラ石油公社(PDVSA)は、リグ、ポンプ、溶接機材など幅広い装置を必要としている。

生産回復への期待と品質への懸念

ベネズエラの石油生産量は1990年代後半には日量300万バレルを超えていたが、長年の投資不足や制裁により、現在は日量約125万バレルまで落ち込んでいる。シェブロンなどの大手企業は、マラカイボ湖やオリノコ川流域での生産能力拡大には、より強力な装置が必要になると見込んでいる。

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しかし、輸送される装置の多くはオークションで売買された中古品であり、その品質には大きなばらつきがある。投資会社Sky Drop Capitalのジェシー・コールCEOは「時には逸品が見つかるが、時には全くのがらくたを掴むこともある」と指摘する。実際に、あるトラックはエンジン稼働5,551時間、走行距離14万マイル以上で使用保証なしの状態で、24,000ドルで売却されたものがベネズエラに到着した例もある。

投資機会と保険のリスク

この動きは投資家にとって大きなビジネスチャンスとなっている。ヒューストンを拠点とするPetroFarm社は、状態を確認するために所有者から直接装置を買い付けており、CEOのホルヘ・アポンテ氏によれば、小型のワークオーバーリグ1基の価格は約35万ドルにのぼるという。

一方で、大きな課題となっているのが保険だ。米国の制裁緩和により米国企業による保険引受への道は開かれたが、多くの保険会社は依然として消極的だ。保険仲介大手マーシュのデビッド・ペーニャ氏は、「保険会社にとって重要な問題は、検証可能な保守・点検記録が不足していることだ」と説明しており、独立した検査なしでは保険の提供を渋るか、より厳しい条件を課す可能性があると述べている。

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