Story
米国、対イラン追加制裁で航空・デジタル資産を標的か=ベッセント財務長官

Summary
ベッセント米財務長官は、トランプ政権がイラン経済への圧力を強めるため、航空会社や海運業界、デジタル資産を新たな制裁対象として検討していることを示唆した。この動きは、関連セクターや地政学的リスクへの懸念を高める可能性がある。
ベッセント米財務長官は2日、トランプ政権がイラン経済への圧力を継続する計画の一環として、航空会社や海運業界、デジタル資産を新たな制裁対象として検討している可能性を示唆した。この発言は、米国の対イラン制裁が新たな分野に拡大し得ることを示唆しており、市場関係者の注目を集めている。
新たな制裁対象の可能性
ノースカロライナ州で開催されたG20会合後、FOXニュースのインタビューに応じたベッセント長官は、イラン経済を締め付けるための具体的な標的として以下の分野を挙げた。
- 航空会社
- 海運業界
- デジタル資産
同長官は前日にも、航空機リース会社が対象となる可能性や、今週中にもイランの銀行に対する追加制裁が科される可能性に言及しており、米国が多方面から圧力を強める姿勢を明確にしている。
国際社会への警告
Adベッセント長官はまた、ロシアによるイラン支援について問われた際、イランを支援する「あらゆる者」に対して警告を発した。この発言は、ロシアのプーチン大統領がイラン支持を表明した翌日に行われた。
同長官は「私のメッセージは、誰であろうと(イランから)手を引け、ということだ。我々はこの紛争の終結を望んでおり、最も早い終結への道は、誰もこの体制に支援を提供しないことだ」と述べ、イラン政府を支援するいかなる国や企業とも協議を行っていると付け加えた。
市場への影響と今後の見通し
米国の対イラン制裁が新たな分野に拡大される可能性は、中東における地政学的リスクを一段と高める要因となる。特に、航空や海運といった具体的な業界が名指しされたことで、関連企業はイランとの取引に関して一層の警戒を迫られることになるだろう。
デジタル資産が標的に含まれたことは、暗号資産などが制裁回避に利用されるリスクを米当局が重く見ていることを示唆している。投資家は、今後の米財務省による具体的な措置の発表を注視する必要がある。