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テスラ株が下落、決算発表を前に利益率と巨額投資への懸念強まる

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テスラの株価は2026年7月20日の午前の取引で1.8%下落し、374.04ドルを付けた。同社が7月22日の市場取引終了後に2026年第2四半期決算を発表するのを前に、投資家がリスク回避の姿勢を強めたことが背景にある。
焦点は利益率と巨額の設備投資
テスラの第2四半期における納車台数は過去最高の48万126台に達し、ウォール街の予想を約7万4000台上回った。しかし市場の関心は、この販売台数を達成するために利益が犠牲にされたのではないかという点に集まっている。積極的な価格設定や販売奨励金、リチウムや銅などの原材料費の高騰が利益率を圧迫しているとの見方が広がっている。
さらに、2026年に計画されている250億ドルを超える設備投資も懸念材料となっている。これは前年の約90億ドルから3倍近くに急増する規模であり、短期的な財務負担になると投資家は警戒している。バンク・オブ・アメリカは、テスラのフリーキャッシュフローが2025年の62億ドルの黒字から、2026年には103億ドルの赤字に転落すると予測している。
アナリストの慎重な見方
Ad決算発表を前に、アナリストの多くは慎重な姿勢を崩していない。各社の見解は以下の通り。
- ドイツ銀行: アナリストのエジソン・ユウ氏は、販売奨励金やコスト増を理由に、調整後EPS(1株当たり利益)が市場コンセンサスの0.54ドルを大幅に下回る0.36ドルになると予想。
- ウェルズ・ファーゴ: 投資判断を「アンダーウェイト」、目標株価を130ドルに据え置き。販売台数の増加が一時的な要因や価格圧力によって相殺される可能性を警告している。
- モルガン・スタンレー: 投資判断を「イコールウェイト」、目標株価を417ドルに維持。ロボタクシーや人型ロボット「オプティマス」が長期的な成長ドライバーであるとしつつも、短期的な株価再評価のきっかけにはなりにくいと指摘。
市場の不確実性を反映し、オプション市場は決算発表後に株価がどちらかの方向に7.6%変動する可能性を織り込んでいる。記録的な納車台数はすでに株価に織り込み済みであり、投資家の関心は自動車部門の粗利益率、ロボタクシーやサイバーキャブの開発ペース、そして巨額の設備投資の正当性といった、より本質的な問いに移っている。22日の決算発表で明確な答えが示されるまで、株価は上値の重い展開が続く可能性がある。