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テスラ株が急落、第2四半期決算で利益が予想を大幅に下回る

電気自動車(EV)大手のテスラが発表した2026年第2四半期決算は、利益が市場予想を大幅に下回る内容となり、株価は7月23日の時間前取引で5.5%急落し、353.37ドルを付けた。売上高は予想を上回ったものの、収益性の悪化が嫌気され、前日の時間外取引から売りが加速した。
予想を大幅に下回った利益と悪化した収益性
テスラが発表した第2四半期決算によると、調整後1株当たり利益(EPS)は0.33ドルとなり、市場コンセンサスを約33%下回った。一方、売上高は282.4億ドルで、アナリスト予想の約255.5億ドルを10%以上上回った。
売上高が好調だったにもかかわらず、投資家は利益面での大幅な未達を問題視した。特に、複数の利益率指標の悪化が懸念材料となっている。
- 自動車部門の粗利益率(規制クレジットを除く): 約16.3%(市場予想の19.4%を大幅に下回る)
- 全体の粗利益率: 16.8%(前年同期の17.2%から低下)
- 営業利益率: 1.4%(前年同期の4.1%から急低下)
AI・ロボット分野への巨額投資がキャッシュフローを圧迫
Ad収益性悪化の背景には、人工知能(AI)やロボタクシー、サイバーキャブ、人型ロボット「オプティマス」などの未来技術への投資加速がある。同四半期の営業費用は前年同期比で47%増の43.5億ドルに急増した。
さらに、設備投資(CapEx)が58億ドルへと倍増した結果、フリーキャッシュフローはマイナス11億ドルに転落した。フリーキャッシュフローがマイナスとなるのは2年以上ぶり。決算説明会でCFOは、通年の設備投資額が250億ドルを超えるとの見通しを維持し、今後2~3年でさらに増加する可能性を示唆した。
市場の懸念と今後の見通し
大幅な利益未達、利益率の急激な低下、2年ぶりのキャッシュフローのマイナス化、そして積極的な設備投資計画という組み合わせは、高い株価評価(バリュエーション)を維持してきたテスラにとって重荷となった。
投資家は、AIやロボット工学への大規模な先行投資が、現在の割高な株価を正当化できるだけの利益成長に迅速につながるかどうかについて、短期的な懸念を強めている。テスラの決算が市場の失望を誘う一方、同日に決算を発表したアルファベット(グーグル親会社)は概ね良好な内容であり、大手ハイテク企業の中でもテスラの不振が際立つ結果となった。