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AI関連銘柄のアナリスト評価:SpaceXに最高目標株価、Salesforceは格下げ

人工知能(AI)分野における主要企業のアナリスト評価で明暗が分かれている。レイモンド・ジェームズはSpaceXの将来性を高く評価し、市場で最も高い目標株価を設定した一方、バーンスタインはSalesforceのAI製品に対する顧客の反応が鈍いとして投資判断を引き下げた。
SpaceXに異例の高評価、次世代インフラの中核と分析
金融サービス会社のレイモンド・ジェームズは、SpaceXのカバレッジを「ストロング・バイ」で開始し、ウォール街で最も高い800ドルの目標株価を設定した。同社は、軌道へのアクセス産業化とAIが「インターネットの出現以来、最も重要なインフラの融合」を推進していると指摘する。
アナリストのブライアン・ゲスアーレ氏は、SpaceXが輸送、通信、コンピューティング、製造、エネルギーにまたがる「次世代産業能力の基盤プラットフォーム」を構築していると分析。同社が試算する潜在市場規模(TAM)は30兆ドルに迫るという。この評価の中心にあるのは、軌道への物質輸送コストを99%以上削減する巨大宇宙船「スターシップ」であり、これにより宇宙開発が商業航空のような輸送ネットワークへと変貌すると見ている。
半導体・クラウド大手には明暗
AI関連の他の大手企業に対する評価はまちまちだ。
Ad- サムスン電子: みずほ証券のTMTスペシャリスト、ジョーダン・クライン氏は、同社の暫定第2四半期決算後の株価下落は「売られ過ぎ」だと指摘。営業利益は一時的なボーナス費用を除けば好調であり、半導体メモリーのファンダメンタルズは依然として強いとの見方を示した。
- アリババ: バンク・オブ・アメリカは、同社を「中国で最も魅力的なAI関連銘柄の一つ」として「買い」のレーティングを再表明。AI主導の需要がクラウド収益の成長を加速させると予測している。
- Salesforce: 一方、バーンスタインはSalesforceの投資判断を「アウトパフォーム」から「セクターウェイト」に引き下げ、目標株価を撤回した。理由として、同社のAI製品「Agentforce」に対する顧客からのフィードバックが弱いことを挙げている。調査によると、顧客はAI活用のためのデータ整理が不十分であることや、製品自体がまだ未完成であると感じているという。
Shopifyは買い推奨に格上げ
投資銀行のスタイフェルは、eコマースプラットフォームのShopifyの投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価を110ドルから150ドルに上方修正した。年初からの株価下落が魅力的なエントリーポイントを生み出したと評価している。
スタイフェルは、Shopifyが第1四半期に総取扱高(GMV)で前年同期比35%増を記録し、米国のeコマース市場全体の成長率9.8%を大幅に上回った点を強調。エンタープライズ、B2B、国際市場でのシェア拡大が続いており、2026年には30%以上の収益成長が可能だと予測している。