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IBM決算受けソフトウェア株が急落、メモリー価格高騰が設備投資を圧迫

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Jul 14, 20261 min read
IBM決算受けソフトウェア株が急落、メモリー価格高騰が設備投資を圧迫

Summary

IBMの暫定決算をきっかけに、主要ソフトウェア企業の株価が14日に急落した。AI需要によるメモリー価格の高騰が企業の設備投資をハードウェアに集中させ、ソフトウェアへの支出が抑制されるとの懸念が広がっている。

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IBMが発表した期待外れの暫定決算を受け、14日の市場ではソフトウェア関連株が軒並み売られた。世界的なメモリー不足による価格高騰が企業の設備投資(Capex)の優先順位を変化させ、ソフトウェアへの支出を圧迫しているとの見方が強まったためだ。

IBMの業績速報が引き金に

この日のハイテク株の下落は、IBMの業績速報が市場心理を冷やしたことが直接の引き金となった。同社の発表を受けて、ソフトウェア業界全体への懸念が広がり、主要企業の株価は大幅に下落した。

  • アクセンチュア (ACN): 8%下落
  • サービスナウ (NOW): 6%下落
  • ワークデイ (WDAY): 5%下落
  • セールスフォース (CRM): 5%下落

IBMが発表した売上高は172億ドルと市場予想(178億6000万ドル)に届かず、非GAAPベースの1株当たり利益(EPS)も2.93ドルと予想(3.02ドル)を下回った。

ハードウェア優先でソフトウェア予算が枯渇

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IBMによると、顧客企業は6月下旬にかけて、供給が逼迫するサーバーやストレージ、メモリーといったハードウェアの確保を優先するため、ソフトウェアや汎用ITへの支出をシフトさせたという。この背景には、AIデータセンターからの旺盛な需要が引き起こした「構造的な」メモリー不足がある。

特に広帯域メモリー(HBM)やDRAMの大部分は、ハイパースケーラーやAIインフラ事業者によって消費されている。このため、一般企業は非常に高いプレミアムを支払ってハードウェアを確保せざるを得ず、年間予算が圧迫されている。結果として、ソフトウェアの契約更新や新規ライセンス購入、デジタルトランスフォーメーション(DX)関連プロジェクトに回す資金が減少している。

市場への示唆

投資家は、この「設備投資の優先順位変更」がIBM一社の問題にとどまらない可能性を警戒している。大企業がハードウェアの在庫確保のためにソフトウェア購入を先送りする傾向が広まれば、SaaS(サービスとしてのソフトウェア)やITコンサルティング業界全体で短期的な収益の減速は避けられないとの見方が浮上している。

なおIBMは、ハードウェアへの支出シフトに加え、Zシリーズ・メインフレーム部門および関連する「トランザクション処理」ソフトウェアの不振や、業界全体を揺るがしたサイバーセキュリティ問題への対応に顧客が追われ、他のソフトウェア投資から関心が逸れたことも業績不振の一因として挙げている。

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