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ソフトバンクG株が反落、アーム株安と孫氏AI構想への懐疑的な見方が重し

Summary
ソフトバンクグループの株価が水曜日に大幅反落。主要投資先である英アーム・ホールディングスの株価急落と、孫正義CEOが示した壮大なAI構想に対する市場の懐疑的な見方が売り材料となった。
ソフトバンクグループ(SBG)の株価が水曜日の東京市場で3.2%安の6,367円と大幅に反落した。前日の米国市場で、SBGの中核的な資産と位置付けられる英半導体設計大手アーム・ホールディングスの株価が急落したことが直接的な売り材料となったほか、孫正義会長兼社長のAI(人工知能)に関する発言に対する投資家の懐疑的な見方も重しとなった。
アーム株急落が直撃
SBGの株価下落の直接的な引き金となったのは、前日の米国市場でアームの株価が約6%下落したことだ。これは、HSBCがアームの投資判断を「買い」から「ホールド」に引き下げたことを受けた動きである。
HSBCは格下げの理由として、アームの株価はAI関連の成長期待の大部分をすでに織り込んでおり、さらなる大幅な上昇余地は限定的だと指摘。また、短期的な制約として、主要な受託製造企業であるTSMCの生産能力に限りがあるため、アームのAIサーバー向けCPUの出荷が制限される可能性にも言及した。
孫氏のAI構想に冷ややかな視線
市場では、14日に開催された法人向けイベント「SoftBank World 2026」での孫氏の発言も消化された。孫氏は、世界のAIインフラには2040年までに年間5兆ドル(約800兆円)の投資が必要になるとの見通しを示し、AIバブルへの懸念は「ばかげている」と一蹴した。
Adしかし、投資家はこの壮大なビジョンに対し、具体的な数値の根拠が示されなかったことや、SBGの当面の収益化への道筋が不明確であるとして、利益確定売りのきっかけと捉えた模様だ。孫氏の長期的なビジョンが、短期的な収益圧力に対する懸念を払拭するには至らなかった。
OpenAIのIPO遅延も重荷に
もう一つの懸念材料は、SBGが多額の出資を行う米OpenAIの新規株式公開(IPO)が遅延していることだ。SBGのOpenAIへの累積投資額は2026年末までに600億ドルを超えると予想されており、市場は早期のIPOによる資金回収を期待していた。
しかし、OpenAIのIPOは2027年以降にずれ込むとの見方が広がっており、SBGの資金回収スケジュールが長期化している。これは、同社の流動性や新たな投資に向けた資金再循環能力に対する疑問を投げかけている。