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米上院、TSA新長官を承認 トランプ政権の空港警備民営化を後押し

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米上院は、運輸保安庁(TSA)の新長官にデービッド・カミンズ氏を承認した。トランプ政権が推し進める小規模空港の保安検査業務の民営化に向けた動きが加速する可能性がある。
米上院は7日、政府契約企業サーコ社の上級副社長であるデービッド・カミンズ氏を運輸保安庁(TSA)長官に賛成51、反対47で承認した。この人事は、トランプ政権が進める空港保安業務の民営化方針を後押しするものとなる。
カミンズ氏の承認と政権の方針
カミンズ氏が所属するサーコ社は、連邦・州政府などにエンジニアリングやITサービスを提供する企業である。トランプ政権は、空港の保安業務を担うTSAの民営化を段階的に進める方針を掲げている。
政権は4月、TSAの年間予算から15億ドル超(約20%)を削減し、職員6万人のうち9,400人以上を削減する案を提示した。この動きは、政府の役割を縮小し、民間企業の効率性を導入しようとする政権の広範な政策の一環とみられる。
空港警備の民営化に向けた動き
政権の提案には、小規模空港に民間の警備会社を利用させる案が含まれている。この措置は、2001年9月11日の同時多発テロ事件後に設立されたTSAの民営化に向けた第一歩とされ、実現すれば4,500人以上の雇用が削減される見込みだ。
Ad現在、サンフランシスコやカンザスシティなど約20の空港では、すでに民間の保安検査員が導入されている。ロイター通信によると、タンパ、デモイン、チャールストンの各空港も最近、保安業務の民営化を進める計画を明らかにしている。
背景と業界の反応
トランプ大統領は2025年の就任初日に当時のデービッド・ペコスキーTSA長官を解任し、後任の指名は16ヶ月間行われなかった。また、今春の長期にわたる政府機関閉鎖では、約5万人のTSA職員が6週間にわたり無給での勤務を強いられ、空港の保安検査で4時間以上の待ち時間が発生するなど、大規模な混乱が生じた。
米国の主要航空会社を代表する業界団体「エアラインズ・フォー・アメリカ」は、ホワイトハウスが提案する小規模空港での民間警備員の義務化に反対する意向を表明しており、今後の政策の進展が注視される。