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AI開発の減速提言を受け半導体・メモリー株が下落

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AI大手AnthropicのCEOがAIモデル開発のペースを落とすよう業界に呼びかけたことを受け、週明けの市場で半導体メーカーやメモリーメーカーの株価が世界的に下落した。この動きは、AIの安全性に対する懸念が高まる中で行われた。
アジア・欧州市場で売りが先行
Anthropicのダリオ・アモデイCEOによる提言は、投資家心理を冷え込ませる要因となった。これを受け、アジアおよび欧州の主要な半導体関連株は軒並み値を下げた。
- 韓国市場では、SKハイニックスが6.4%安、サムスン電子が4.1%安となった。
- 日本市場では、メモリー大手のキオクシアが6.4%の大幅下落を記録した。
- 欧州市場でも売りが広がり、日本時間14日午後4時10分(グリニッジ標準時午前7時10分)時点で、ASMLが4.4%安、インフィニオンとASMインターナショナルは5%超の下落となった。
メモリーメーカーへの影響を警戒
アナリストは、AI開発の減速が特にメモリーメーカーに与える影響を警戒している。これらの企業の近年の収益性向上は、AIサーバーに不可欠な広帯域メモリー(HBM)の供給逼迫と価格上昇に大きく依存してきたためだ。
AdAI関連の設備投資が後退すれば、需要の鈍化が在庫増と価格下落を招き、メモリーメーカーの収益を直接圧迫する可能性がある。これは、ソフトウェアに近い利益率を持つArmや、数年分の受注残を抱えるASMLなどとは異なる脆弱性だと指摘されている。
「支出減速」には直結しないとの見方も
一方で、米証券会社バーンスタインのアナリストは、この提言が必ずしも「支出の減速」を意味するものではないと分析する。アモデイ氏の提案は開発の完全な停止ではなく、「極めて速い」ペースから「やや速い」ペースへの移行であり、依然として大きな成長が見込まれるという。
また、アナリストは、すでに現在のAIモデルに対する需要を満たすだけの計算能力が不足していると指摘。学習済みモデルを運用する「推論」需要の拡大もあり、HBMの売上は複数四半期にわたる供給契約によって当面は下支えされる可能性があるとの見方を示した。バーンスタインは、AIインフラ構築の見通しについて引き続き強気であり、NVIDIA、Broadcom、半導体製造装置メーカーを選好銘柄として挙げている。