Story

パイパー・サンドラー、AI半導体5銘柄を「オーバーウエート」でカバレッジ開始

ENTHMSVIIDZHZH-TWJAKOHI
Sep 10, 20261 min read
パイパー・サンドラー、AI半導体5銘柄を「オーバーウエート」でカバレッジ開始
Text size
Background

投資銀行のパイパー・サンドラーは、人工知能(AI)コンピューティングに対する需要の急増を追い風に、AI半導体セクターのカバレッジを新たに開始した。同行はNVIDIAやBroadcomを含む5銘柄の初期投資判断を「オーバーウエート」とし、それぞれが市場の有力な受益者であると分析している。

5銘柄を「オーバーウエート」と評価

パイパー・サンドラーのアナリスト、デビッド・オコナー氏は木曜付のレポートで、AIの進化が半導体需要に構造的な変化をもたらしていると指摘。今後2〜3年は供給が需要に追いつかない状況が続く可能性があるとの見方を示した。

同行がカバレッジを開始した銘柄は以下の通り。

  • NVIDIA (NVDA)
  • Broadcom (AVGO)
  • Advanced Micro Devices (AMD)
  • Marvell Technology (MRVL)
  • Arm Holdings (ARM)

各社の評価と目標株価

Sample IUX Markets – In-articleAd

パイパー・サンドラーは、各社独自の強みに基づいて目標株価を設定している。

  • NVIDIA: 目標株価を300ドルに設定。「AIコンピューティングにおける80%の市場シェアを持つ明確なリーダー」と評価。2028年度の予想利益に基づく株価は「AI関連銘柄の中で最も割安な部類」と分析している。
  • Broadcom: 目標株価は460ドル。カスタムASIC(特定用途向け集積回路)チップ市場で75%のシェアを占めるリーダーと指摘。需要が供給の2倍に達しており、今後の供給能力の増強が鍵になるとした。
  • AMD: 目標株価を600ドルとし、「エージェントAIのスイートスポット」に位置すると評価。サーバー向けCPUでのシェア拡大や、OpenAI、Metaなどを顧客に持つHelios GPUの増産を好感。2030年までの1株当たり利益の年平均成長率(CAGR)を65%と予測した。
  • Marvell Technology: 目標株価は270ドル。データセンター事業の強みに加え、Googleとの1200億ドル規模の契約を「変革的」と評価。10月6日に予定されているアナリストデーが注目されるとした。
  • Arm Holdings: 目標株価は320ドル。CPUの知的財産(IP)における支配的地位と、利益を倍増させる可能性を秘めたカスタムシリコン分野への事業拡大を高く評価した。

市場への示唆

パイパー・サンドラーによる今回の包括的な分析は、AI半導体セクターに対するウォール街の強い成長期待を改めて裏付けるものとなった。レポートで指摘された供給制約は、特にNVIDIAやBroadcomといった主要企業が、当面の間は強力な価格決定力を維持することを示唆している。投資家にとって、市場リーダーだけでなく、AMDのような挑戦者や、Armのようなエコシステムを支える企業の動向も、セクター全体の将来性を見極める上で重要な判断材料となる。

Back to latest news

LATEST